- 中古
- 店舗受取可
- 書籍
- 書籍
- 1222-01-01
太陽が死んだ日
定価 ¥3,960
1,595円 定価より2,365円(59%)おトク
獲得ポイント14P
在庫あり
発送時期 1~5日以内に発送
店舗受取サービス対応商品【送料無料】
店舗到着予定:3/18(水)~3/23(月)
店舗受取サービス対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
店舗到着予定
3/18(水)~3/23(月)
商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
| 発売年月日 | 2022/09/23 |
| JAN | 9784309208619 |

店舗受取サービス
対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる
店舗到着予定
3/18(水)~3/23(月)
- 書籍
- 書籍
太陽が死んだ日
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
値下げ前価格について
本価格は現中古販売価格の「値下げ前価格」となります。
直近約1か月間、値下げ前価格での販売実績があるものだけ表示しております。
太陽が死んだ日
¥1,595
在庫あり
商品レビュー
3.8
7件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
長かった。 本屋で見かけて面白そうと思った手に取った本だったけど、時折りくどく、中弛みした気分になったが、一年かけて読み終わった。多分時間をかけて読んだから余計に長く感じたんだと思うが。 でも多分本の中の念念も同じような気持ちでこの一夜を明けたことだろう。。。
Posted by 
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
読んでいて、最初に思い浮かべたのは、プレステのホラーゲーム「SIREN」と、藤崎竜が漫画化もした小野不由美『屍鬼』だった。どちらも、閉鎖的な村の中で、人々がゾンビ化、死んでいく物語である。自作が多く発禁処分となっている著者の経歴もあり、中国社会の現実を描く寓話として読もうとする書評が多いけれども、それ以前に、普通のホラー小説として怖いと思う。何より、表紙が怖い。 「太陰暦の六月、太陽暦では七月の三伏天、旧暦六月六日の龍袍節」、中国の農村「皋田鎮」に住む村人の間で、「夢遊」と呼ばれる症状が伝染する。 「いわゆる夢遊というのは昼間考えすぎて、忘れられず、骨の髄まで考えて、眠った後でも引き続き覚めていてそのことを考えてしまい、夢の中でもそのことをひたすら思い続けているというものだ。(中略)夢の中でもその人が思い続けていることをやるということだ。」(p22) 夢遊に罹った人々は、意識は夢の中で、現実に自分が思っていたことを実行してしまう。ある者は、日頃の仕事をやり続け、ある者は略奪し、人を殺し、川に身を投げてしまい、強姦し、皇帝を名乗って謀反を起こそうとする者もいる。この一夜に見た一部始終を、十四歳の少年、李念念は、山の上、神々に向かって独り言として語る。 とにかく恐ろしいのは、途中から、誰が夢遊者で、誰が起きている人なのかが分からなくなっていくところだった。夢遊者が増えるのに乗じて、隣村の人々などが、正気でありながら略奪や殺人、強姦をしはじめる。念念の父と母は、はじめは、夢遊する人々を救おうと眠気を覚ます茶を配ったり、銅鑼を打って声を張り上げたりするが、次第に、村は、夢遊病とは関係なく、ただの無法地帯と化していく。 そうした地獄絵図を終わらせる最後の頼みは、夜が明けることだった。しかし、百年に一度の異常気象により、昼間でありながら、日は昇らない。父は、東の山の頂上で、人間の屍体から精製した「屍油」を我が身もろとも燃やすことで、擬似的な太陽となり、村の人々を正気に戻す。 最後に人々を救うことになる「屍油」は、火葬場で働く念念のおじが、遺体を焼く際に、人知れず精製し、燃料や潤滑油として売り捌いていたものだった。それ自体、ある意味正気とは思えない感覚である。 この物語の中では、誰が正気で、誰が夢遊なのか、その境目が曖昧になる。村が無法地帯となってしまうきっかけは、たしかに夢遊病であったが、結局、無法地帯としたのは、多くの正気な人々であった。ゾンビが人を脅かすのではなく、ゾンビ=夢遊の出現によって、人が人を脅かす。そういった意味で、他のホラーとは、異なる怖さがある。
Posted by 
ある夏の夜。十四歳の李念念の住む村で“夢遊”が村人たちの間で伝染し始めた。 夢遊になった人々は日々の生活でやっていること、畑仕事などをやり始める。まではまだ他愛もない不思議さと滑稽さだったのだけれど、夜が深まるにつれ多くの人が夢遊になり夢も深くなっていくなかで、普段のなかで抑圧さ...
ある夏の夜。十四歳の李念念の住む村で“夢遊”が村人たちの間で伝染し始めた。 夢遊になった人々は日々の生活でやっていること、畑仕事などをやり始める。まではまだ他愛もない不思議さと滑稽さだったのだけれど、夜が深まるにつれ多くの人が夢遊になり夢も深くなっていくなかで、普段のなかで抑圧されたものや欲望などが表に出てくる。物語が進むにつれ読んでいるこっちも熱に浮かされていくようで。ページをめくる手が止まらなかった。 物語のなかに閻連科が作家として出てくる。こういう物語に作家として閻連科が出てくるのは、どういう意図があるのだろうと思いながらも読んでいく楽しみがあった。 夢遊になっているなかで自分の欲望を叶える者と、そこに便乗する起きている者たち。時間は刻々と日の出に向かうが……。念念の視点で、一時間に区切ってどう夢遊の夜の出来事が起こっていったのかが書かれているのだけれど、そこに念念の家族の話も乗っかっていき人の気持ちの機微のすごさを堪能した。終盤が一番こわかった。混沌とはこういうことなのかという気持ちと支配されることの恐ろしさと。あんな阿鼻叫喚があった後の美しさにはなんとも言えない気持ちになった。
Posted by 