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ぼくらは嘘でつながっている。 元NHKディレクターの作家が明かす人間関係の悩みが消えるシンプルな思考法
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | ダイヤモンド社 |
発売年月日 | 2022/09/14 |
JAN | 9784478116753 |
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ぼくらは嘘でつながっている。
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商品レビュー
3.9
8件のお客様レビュー
面白かった。これは借りるのではなく、買いの本だった。 あとがきの日付が1582年ってそりゃ確かにこの本では散々人の言うことなど全部嘘なのだということを言われてきたけれど… 読んで、全部わかった訳じゃない、でもそれは当たり前の話で、自分の真実に取り込めた話と取り込めない話があっただ...
面白かった。これは借りるのではなく、買いの本だった。 あとがきの日付が1582年ってそりゃ確かにこの本では散々人の言うことなど全部嘘なのだということを言われてきたけれど… 読んで、全部わかった訳じゃない、でもそれは当たり前の話で、自分の真実に取り込めた話と取り込めない話があっただけなのだ、ということなのかな。
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「嘘=事実ではないこと」と定義すると、人間は外界の事実情報の100%を自分の中に取り込むことができないので全ての記憶や認識は嘘になる。そして取り込む際に100%のうちそぎ落とされる情報は人によって全くと言っていいほど異なる。そのため人の数だけ嘘があり、その嘘から認識しているその人...
「嘘=事実ではないこと」と定義すると、人間は外界の事実情報の100%を自分の中に取り込むことができないので全ての記憶や認識は嘘になる。そして取り込む際に100%のうちそぎ落とされる情報は人によって全くと言っていいほど異なる。そのため人の数だけ嘘があり、その嘘から認識しているその人にとっての真実もまた異なる。というところから本書の論は始まる。 そして私たちがつく嘘は、個々人が持っている異なる世界観の共通認識同士を繋ぐための変換ツールである。と、僕は解釈しました。 少し脳科学っぽい要素もありながら全体的に哲学チックな内容でしたが、文章が面白くて非常にとっつきやすく読みやすかったです。後半になると同じことの繰り返しで少しダレてきた感はありましたが、いい本でした。
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元NHKディレクターであり、フィクションと現実の世界を行き来しながら仕事をしてきた筆者による「嘘」とは何なのかを解説する本。 われわれは普段、「嘘」という言葉をよく使いながらも、それを特に意識して定義することがない。若しくは非常に表面的に「嘘」を使っている。 本著はそんな「嘘」...
元NHKディレクターであり、フィクションと現実の世界を行き来しながら仕事をしてきた筆者による「嘘」とは何なのかを解説する本。 われわれは普段、「嘘」という言葉をよく使いながらも、それを特に意識して定義することがない。若しくは非常に表面的に「嘘」を使っている。 本著はそんな「嘘」の解像度を高めるために有用な一冊だと言える。 「嘘」の第一義は、「本当ではないこと」「真実ではないこと」。ただそれだけである。 では、「本当」「真実」とは何だろうか。ひとりとしてまったく同じ知識・経験・価値観を備えた人は自分以外にいないし、そうであるならばすべてのものの受け取り方は異なってくる。 無論、「事実」はある。実際に起こっている事象だ。しかし事実を捉えて自分の中に落とし込むプロセスを経て、事実は事実ではなくなってしまう。 極めて「真実」に近いこともある。 例えば、「空は青い」という事象はほとんどの人が納得するだろう。 しかし、先天的に盲目の人からすればそれは真実ではないし、アマゾンの奥地で澄んだ空を見続けてきた人がいきなり東京の空を見たら「灰色」だと表現するかもしれない。 この文脈では「空は青い」はすべからく「真実」だとは言えない。われわれは「多くの人が真実と認めている仮説」を「真実」だと言い換えているに過ぎない。 つまり、あらゆる「事実」は「真実」と「嘘」の間のどこかに位置する。程度の問題なのだ。 上記が筆者の主張の要約である。 さらに、「嘘」は「悪意の有無」「対象」「損益」「程度」という様々な切り口から分類することができる。「嘘」はこれらが複雑に絡み合って形成されている。 このあたりは非常に新鮮に読めた。 必ずしも、「嘘」=「悪」とは言えない。 むしろ「嘘」は真実なき世界で、人間が生存戦略として磨いてきた社会を安定させて円滑に回すための優れた道具なのだ。 内容的には、西洋哲学における「経験論」の入り口のようだが、とても読みやすかった。中盤でだれる部分もあるが、概ね良い本だと思う。
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