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「死んだふり」で生きのびる 生き物たちの奇妙な戦略 岩波科学ライブラリー314
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「死んだふり」で生きのびる 生き物たちの奇妙な戦略 岩波科学ライブラリー314

宮竹貴久(著者)

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「死んだふり」で生きのびる 生き物たちの奇妙な戦略 岩波科学ライブラリー314

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2022/09/15
JAN 9784000297141

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「死んだふり」で生きのびる

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商品レビュー

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2024/11/28

外敵に襲われると死んだふりをする虫がいる。でも死んだふりで本当に生きのびられるのだろうか。外敵の前で動かなくなったら普通に食べられてしまうのではないだろうか。逃げたほうがましなんじゃないだろうか。 と、ここまでは「好奇心」の範囲。ぼくでも思いつく。 ここからが科学。まず、死んだふ...

外敵に襲われると死んだふりをする虫がいる。でも死んだふりで本当に生きのびられるのだろうか。外敵の前で動かなくなったら普通に食べられてしまうのではないだろうか。逃げたほうがましなんじゃないだろうか。 と、ここまでは「好奇心」の範囲。ぼくでも思いつく。 ここからが科学。まず、死んだふりに関する先行研究がないか調べる。ないことが確認できたら、死んだふりが遺伝するかどうかを調べる。長時間死んだふりをする個体同士、短時間しか死んだふりをしない個体同士をかけ合わせるのだ。何代かにわたって育種して、子孫の死んだふり時間を調べ、それが遺伝するか(死んだふりの長い系統と短い系統ができるか)調べる。遺伝することがわかったら、死んだふり長い系統と短い系統を実際に天敵に襲わせてみる。果たして長い系統の生き残り率が向上するか? 結果は本書を読んでいただくとして、科学者のものの考え方、実験の進め方が具体的にわかって、面白かった。実験そのものは数ミリの小さい虫をつついて死んだふりをさせ、動き出すまでの時間をストップウオッチで測る、といった調子で地味で根気のいるものが多いけれど、それを積み重ねて進化の妙のひとつを解き明かして行く過程はスリリングで、心躍る。

Posted by ブクログ

2024/05/12

「恋するオスが進化する」がオモロかったので借りてみた。 誰も研究しなかった「死んだフリ」。でもヒト、サル、ブタ、ヒツジ、ヤギ、ニワトリ、ヘビ、カエル、昆虫、果てはミジンコまで様々な動物が行う死んだフリ。著者はパイオニアとして死んだフリの世界を調べていく。 実験対象としてのコク...

「恋するオスが進化する」がオモロかったので借りてみた。 誰も研究しなかった「死んだフリ」。でもヒト、サル、ブタ、ヒツジ、ヤギ、ニワトリ、ヘビ、カエル、昆虫、果てはミジンコまで様々な動物が行う死んだフリ。著者はパイオニアとして死んだフリの世界を調べていく。 実験対象としてのコクヌストモドキが本書のメインキャラクターを張っている。ロング系(死んだフリする派)ショート系(死んだフリしない派)。 実験のため人為的に数世代を経てより特徴を濃くした2集団を作ってるわけですけども、自然界でもやはりする派としない派がグラデーションで存在してるわけですよね。ドーパミンや天敵の種類、気温など様々な条件で異なるのは当たり前といえば当たり前ですが私としてはやはり一つの昆虫の種類の中に存在するにはあまりにも特徴の幅が広すぎる。改めて言うことでもないですがやはり生き物は「種」なんかでは勿論なく、「個」ですらない(一部の完全コピーの蟻を除けば有性生殖である限り死んだらその個体は終わりだから)、遺伝子の乗り物なのだなぁと感じました。(本書のテーマ、死んだフリからは外れる話ですが) 20数年間の研究成果とその過程を素人向けに簡潔に書いてくれてはいるんですが(132ページのめっちゃ薄い本です)仮定とその証明結果が素人にとって「うん、そうだよね」というものが多く意外性にちと欠けました。(死んだフリは生き残りの利点あり、でも異性に会いづらいデメリットあり。飛翔能力と死んだフリの反比例。ドーパミン。など。) 実際の研究仮定なので「仮定とその実験結果に意外性がなかった」なんて感想はイチャモン以外の何物でもなく自分で書いてても「ひどくない?」とは思うんですがあくまでも読み物の評価としましてね。ええ。 唯一の意外性は英国研究者から売られた喧嘩(死んだフリっていうか毒物であるベンゾキノンをより強く感じさせるためだろ?)を調べようとしたら二度三度襲われても放出しないのにいよいよ天敵に食べられる時に放出する(意味ない)ってやつですかね。とはいえそのベンゾキノンは辺りにいる蛾とその卵を殺してしますそうな。なんか意味あるんでしょうねぇ。でも蜘蛛は死なないんでしょ? ここは「これからの研究に期待する」となってますので将来いつかどこかで見聞きするやもしませんね。(私が150歳くらいまで生きてたら) 読み物としては3。 但し筆者の20数年間のニッチな分野での研究に敬意を表すとともに、1種類の昆虫に見られる多様性から「やっぱ生き物に種も個もねぇな。リチャードドーキンスの言う通りだよ。」と確信を深めることが出来たので1足してトータル星4です。

Posted by ブクログ

2024/05/11

意外と深い死んだふり。 研究戦略と実験方法は面白い。 誰もがやらないテーマを見つけて研究するところは見習わないといけない。

Posted by ブクログ

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