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ホモ・デウス(下) テクノロジーとサピエンスの未来 河出文庫
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ホモ・デウス(下) テクノロジーとサピエンスの未来 河出文庫

ユヴァル・ノア・ハラリ(著者), 柴田裕之(訳者)

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ホモ・デウス(下) テクノロジーとサピエンスの未来 河出文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2022/09/14
JAN 9784309467597

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2026/06/23

『ホモ・デウス』下巻読了。 上巻以上に印象に残ったのは、「人間とは何か」「自己とは何か」という問いだった。 本書では、人間は自由意志によって行動しているのではなく、生物学的なアルゴリズムやデータ処理の結果として判断している可能性が示される。そしてAIが発達すれば、人間よりも優...

『ホモ・デウス』下巻読了。 上巻以上に印象に残ったのは、「人間とは何か」「自己とは何か」という問いだった。 本書では、人間は自由意志によって行動しているのではなく、生物学的なアルゴリズムやデータ処理の結果として判断している可能性が示される。そしてAIが発達すれば、人間よりも優れた判断を下すシステムが現れ、人間中心主義そのものが揺らぐかもしれないという未来が描かれる。 特に興味深かったのは、「経験する自己」と「物語る自己」の話だ。私たちは自分という一貫した存在がいると思っているが、実際には出来事を後から解釈し、意味づけし、一つの物語として再構成している。本書を読んでいると、自分が信じている「自己」もまた物語なのではないかと思えてくる。 また、人類は長い歴史の中で神話や宗教、国家、貨幣などの虚構を共有することで大規模な協力を可能にしてきた。人間は合理性だけで動く存在ではなく、物語を信じることで社会を築いてきたのだという視点も非常に面白かった。 神の声に従う時代から、人間の内なる声に従う時代へ。そして将来はAIやアルゴリズムの判断に従う時代へ移っていくのかもしれない。そんな未来を想像させる一冊だった。 歴史書というより、人間の自己認識そのものを揺さぶる哲学書のような読書体験だった。

Posted by ブクログ

2026/06/10

現代分析から、近い将来の予測まで。 「人間至上主義」によって、一人ひとりの内面の重要性や平等性が成り立っていること。 知能と意識が切り離され、知能についてはAIが人間を上回ることにより、社会にとって人間が本質的に不要になっていくという流れ。 人間至上主義から「データ至上主義...

現代分析から、近い将来の予測まで。 「人間至上主義」によって、一人ひとりの内面の重要性や平等性が成り立っていること。 知能と意識が切り離され、知能についてはAIが人間を上回ることにより、社会にとって人間が本質的に不要になっていくという流れ。 人間至上主義から「データ至上主義」が台頭してきている。 世界のありとあらゆる情報をインターネットに繋ぐことで、人間には処理しきれない情報をAIが深く解析して何かしらの出力に繋げる。それに誤りが含まれていたとしても、人間より確からしさが上回るのであれば重用される。 自然の各種情報、各人の健康情報や心象をデータとしてAIに渡すことにより、自分自身について、自分より良い出力や意思決定に繋げることができる。これは実際に現在進行形で行われていること。 一昔前はどこでも写真を撮る日本人が馬鹿にされていたが、今や世界標準になっている。 ただ、これまではデータ処理系としての人体(経験や感情、行動)があったから人類が力を持っていたが、それがAIに取って変わられつつある今、人類が尊重される必要はなくなりつつある。 まず富裕層が独占して無用者階級が生まれるだろうが、早晩富裕層すら不要になってしまうのではないか。そこの先に何があるのだろうか。 独裁や民主主義、社会主義を超えて(現在の諸問題に対応しきれていないのはそれはそう)、AIが社会統治する方が合理的になってくるはず。 (以下感想) 内容としては「それはそう」と頷ける部分が多く、だからこそ近い将来の予想の妥当性も深かった。 これが書かれたのが2015年ということに驚いた(もっと最近かと思っていた)。少なくともこの10年において、より妥当性は増してきている。 自分自身もその大きな流れに与して助長するような考え方になってきていることを改めて自覚した。

Posted by ブクログ

2026/05/08

最後の三つのは問いが頭にずっと残る。特に、生き物は本当にアルゴリズムに過ぎないのか? 後半はディストピア的な記述であるが,そうならないためにという警告だと捉えたい。 人の在り方について様々な選択肢があることを気が付かせてくれる稀有な一冊。

Posted by ブクログ

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