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ホモ・デウス(下) の商品レビュー

4.1

31件のお客様レビュー

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2025/05/29

ちょっと具体例というか個々のトピックに文章さき過ぎではあったので、知ってる、あるいはここは丁寧に説明されなくてもまぁわかるって所はサクサク読むくらいのつもりで。現実見てると書いてる事薄っすら当たってきてるように見える一方で、ある程度、(いい面でも悪い面でも)スムーズに技術面の進化...

ちょっと具体例というか個々のトピックに文章さき過ぎではあったので、知ってる、あるいはここは丁寧に説明されなくてもまぁわかるって所はサクサク読むくらいのつもりで。現実見てると書いてる事薄っすら当たってきてるように見える一方で、ある程度、(いい面でも悪い面でも)スムーズに技術面の進化と現実への運用が進んだシナリオではあるんじゃないかとは思う。ここ数年の人類の悪戦苦闘から見るに賢い人らが予想もしてないような事で色々つまずきながら現実は進んでくようで、なんというか事あるごとに停滞しながらの歩みになってるのでこの通りになるにしても進捗は思ったより時間かかるんじゃなかろうか?

Posted byブクログ

2025/05/18

超簡単に本の内容を説明すると、自然科学と社会科学の幅広い分野から人類の歩みとその未来を語るって感じなのですが兎に角、内容が難しい。結論、未来は予測出来ない!こんな感じで如何でしょうか。

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2025/03/14

稀にみる大作を今読み終えた。 ホモ•サピエンスからホモ•デウスへの道。 情報生物としてのヒトの管理。 アルゴリズムによる予測。人間は至高の存在になる。

Posted byブクログ

2025/03/01

過去の事実や科学の発展に伴ってわかった様々なことから人間至上主義を超え、データ至上主義に至ろうとしていることを説く。 自分はウェアラフデバイスで睡眠や活動を計測し、多くのコミュニケーションをチャットツールで行い、こうして読書の記録もデータという形にしている。 それらデータと自分の...

過去の事実や科学の発展に伴ってわかった様々なことから人間至上主義を超え、データ至上主義に至ろうとしていることを説く。 自分はウェアラフデバイスで睡眠や活動を計測し、多くのコミュニケーションをチャットツールで行い、こうして読書の記録もデータという形にしている。 それらデータと自分の人生の意味みたいなものとの間を埋めるものはなんだろうか。 こういうのは悩みになる。最近は悩むぐらいなら行動しろと言われるけれども行動しても少なくとも短期的には結局納得感には辿り着けない。

Posted byブクログ

2025/02/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

上巻を読み終えるのにかなり苦労したのですが、下巻は文庫を買って肌身離さず携帯していたので意外に早く読み終えることができました。 やはりかなり難しかったですが、一応、著者の主張を理解しながら結論に到達することができました。 以下ネタバレなので注意して下さい↓ 上巻のレビューにも書いたとおり、下巻では「人間至上主義」にとって変わるものは何かを予想する、ってことになってたので、何が出てくるん!?と期待して読みました。な、な、な、なんと、本書での説によると・・・ 科学が進歩すると、人間も他の生き物も、ただの「アルゴリズム」にすぎないことが分かってしまう。最終的には一部の人間が力を手に入れて、多くの人間は失業者ですらなく、「無用者」になってしまう。意識と知能が切り離され、知能はAIが人間の脳に接続され、超人が誕生する。地球上の人間やありとあらゆるモノのデータがすべてつながり、人間はデータ処理するためのツールでしかなくなる、鶏より人間が勝っているのは、ただ単に鶏より人間の方が複雑なデータを処理することができるからだ。今や人類は、常にwebにアクセスしてその経験や意識を「共有」しないと価値がない状態になっており、あなたがどんなに素晴らしい経験をしても、それをデータとして保存し、SNSにアップロードし、公開し、いいねをもらわないと価値がないとされる。 ↑読んでいるうちに不安になってくるがもちろん極論で、最後は「本当にそうなのかよく考えろ」的なことも書かれているので良かった。 今回も、ところどころ日本の政治の例も差し挟まれていて興味深かった。また、「訳者あとがき」が素晴らしくわかりやすかった。

Posted byブクログ

2025/02/04

歴史を学ぶことの大切さが身に沁みました。 歴史を学ぶのは未来を予測するためではなく、未来の選択肢を増やすため。 選択肢が増えたところで最善の未来を選択できるわけではないけれど、少なくとも繰り返す過去の呪縛からは逃れ、今よりちょびっとでも自由になれる。 昔から”自由”という言葉に憧...

歴史を学ぶことの大切さが身に沁みました。 歴史を学ぶのは未来を予測するためではなく、未来の選択肢を増やすため。 選択肢が増えたところで最善の未来を選択できるわけではないけれど、少なくとも繰り返す過去の呪縛からは逃れ、今よりちょびっとでも自由になれる。 昔から”自由”という言葉に憧れてきた僕には、未来の為に過去を知るという、単純だけれどとても大切なことを再確認させてくれた良書です。

Posted byブクログ

2025/01/21

ポストコロナで加速されたかな。 データ至上主義に突入している昨今、競うようにシェアされる個人情報、個人の感想がスマホから溢れている。 cookieを拒否したところで自ら発信しているのだから世話ない。 承認欲求は甘いクッキー。個人を個人たらしめるはずの発信が継続することで個性は溶...

ポストコロナで加速されたかな。 データ至上主義に突入している昨今、競うようにシェアされる個人情報、個人の感想がスマホから溢れている。 cookieを拒否したところで自ら発信しているのだから世話ない。 承認欲求は甘いクッキー。個人を個人たらしめるはずの発信が継続することで個性は溶け、データの一部になってしまうとは皮肉だ。 彼の主張は悲観的な予言ではなく、現実に根差した論理的な予測で納得感がある。 じゃあもうブログ書かない、SNS見ない、と決めたところで、この潮流は変わらないしアルゴリズムの恩恵を受けられないのはもはや不便な世の中になりつつある。 より良い体験をしたいし、良い物が欲しいじゃないか。 欲求がなくならない限り私たちは個人情報を垂れ流し続ける。 科学が人間を追い越すとき。 SFがサイエンスノンフィクションになろうとしているこの瞬間に立ち会えることは、貴重な経験と言えるかもしれない。 追い越されたら最後、その前髪を見ることは二度とないだろうから。 彼の以前言っていた仏教的悟りの世界に突入したら、未来は変わるかもしれない。ホモ・デウスの世の中は人口を減らすかもしれないが、際限ない欲望はそれでも地球を破壊するだろうか? 蚊帳の中で考えるが、人智を超えた未来は想像するに難い。

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2024/10/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

21世紀の人類はどこへ向かうのかを考察した本の下巻。 著者が予測している世界では人の感情や思考による判断は膨大なデータのアルゴリズムに置き換えられて出番がなくなるとされている。 アニメのサイコパスの世界観とかなり近い感じがした。 ただし、著者は本当にこうなるのだろうか?と疑問を投げかけて本書を締め括っている。 自分なりの予測を立てて、それを確かめるように過ごしてみるのも楽しそう。

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2024/08/21

テクノロジーの進化によって手に入れた新しい力は、自分たちを至高の存在と思い込んでいる人類をどう変えるかの考察… ある一握りの人間が圧倒的な力を手に入れた神となり、無用階級の人間が増えていくというのは、今のプラットフォーマーが絶大なパワーを持つこの世界の果てにある世界なのかもしれ...

テクノロジーの進化によって手に入れた新しい力は、自分たちを至高の存在と思い込んでいる人類をどう変えるかの考察… ある一握りの人間が圧倒的な力を手に入れた神となり、無用階級の人間が増えていくというのは、今のプラットフォーマーが絶大なパワーを持つこの世界の果てにある世界なのかもしれない。

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2024/05/02

生物はアルゴリズムで、コンピューターがいずれ私より私自身をよく知るようになるので個人主義は崩壊する。きわめてあり得そうな筋書きだ。自分自身をうまくコントロールできなくて困っているひとはたくさんいる。 上巻と読む期間が空いたため全体を捉えられていない。また読み返したい。

Posted byブクログ