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ソクラテスからの質問 「価値は人それぞれ」でいいのか
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 名古屋外国語大学出版会/トランスビュー |
発売年月日 | 2022/08/31 |
JAN | 9784908523373 |
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ソクラテスからの質問
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商品レビュー
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3件のお客様レビュー
相対主義の危険性から、普遍主義へ、ソクラテス、プラトン、対の存在としてアリストテレスを論じ、古代哲学から「常識を疑う」思考の力について書かれている。 以前にうんうん唸りながら何とか読み終えた「世界史の哲学1 古代篇」(大澤真幸)をパラパラ読み返し、「ソクラテスからの質問」を読んで...
相対主義の危険性から、普遍主義へ、ソクラテス、プラトン、対の存在としてアリストテレスを論じ、古代哲学から「常識を疑う」思考の力について書かれている。 以前にうんうん唸りながら何とか読み終えた「世界史の哲学1 古代篇」(大澤真幸)をパラパラ読み返し、「ソクラテスからの質問」を読んでから読んだらもう少しスムーズに読めたなあと感じた。 様々な具体例を出しながらイメージしやすく書かれていて、スッと頭に入ってきた。個人的な好みとしての「苦痛読書による快感」は無いので、読んだあとの達成感はあまり無いが、これから先も読み続ける哲学系の本のベースになるような感じ。 「いま取り上げているものが本質であるのか側面であるのかということをしっかり見極める必要性」というのは非常に共感できた。側面でしかないものが本質として、誤って理解されていることやものって、かなりたくさんある。 先日読んだ「ナチスは良いこともしたのか」にも、その題材そのもの以前に、そのような「良いこと」=「限定的な側面」を持ち出して本質を見間違えてしまう、安心してしまうような危険性が書かれていた。 善く生きる、の、善い、とは何か。 プラトンはそれを「善のイデア」と説いたが、答えの実態、具体的な中身はわからない。わからないということは知っているという「無知の知」から始まって、終わりがないこの「吟味」が哲学の楽しさだなと再確認できたと思う。
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「みんなちがってみんないい」でほんとに良いのか? そもそもみんなという普遍性は成立するのか。 正しいとは? 善く生きることはどういうことか(人は自ら悪く生きられない)。 ソクラテスの言う本質と側面を見極めることが、常識を疑うということ。 価値観の違いとして受け入れられつつあるこの...
「みんなちがってみんないい」でほんとに良いのか? そもそもみんなという普遍性は成立するのか。 正しいとは? 善く生きることはどういうことか(人は自ら悪く生きられない)。 ソクラテスの言う本質と側面を見極めることが、常識を疑うということ。 価値観の違いとして受け入れられつつあるこの主張には境界線があり相対主義的である、ということは側面を見ているということ。 45冊目読了。
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面白いし分かりやすい ソクラテス、プラトン、アリストテレス、と伝統的ギリシャ哲学なんだけど、カタカナ語は使わず、ロックやドラマを例にして語ってくれる。(e-honより)
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