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オンガクハ、セイジデアル MUSIC IS POLITICS ちくま文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2022/09/12 |
JAN | 9784480438102 |
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オンガクハ、セイジデアル
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オンガクハ、セイジデアル
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商品レビュー
3.5
11件のお客様レビュー
そして,今回も撃ち抜かれた.だって オンガクハ,セイジデアル だよ? それ,高校生のオレが周りに白い目されながら主張してたアレじゃん!(笑) 感じ取る嗅覚が似てるならちょっと嬉しいけど,人間と社会と自分をこんなにフラットに受け止めて,愛ある表現で文章にできるなんて,遠く及ばない....
そして,今回も撃ち抜かれた.だって オンガクハ,セイジデアル だよ? それ,高校生のオレが周りに白い目されながら主張してたアレじゃん!(笑) 感じ取る嗅覚が似てるならちょっと嬉しいけど,人間と社会と自分をこんなにフラットに受け止めて,愛ある表現で文章にできるなんて,遠く及ばない. それに,生活の全て,目に映るもの,手で触れるもの,五感で感じる全てがシームレスに政治につながっている,政治は生活のリアルで,無関係なんじゃないって事をここまで書き切れる作家さんって,他に例を知らない…
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高校生の頃の私はイギリスの上流階級に憧れて、紅茶を嗜んだりしていたけど、歳をとるにつれて自分はワーキングクラスなんだなと嫌でも自覚している。 多くの日本人にとってイギリスは歴史と文化のある国で、旅行にしても住むにしてもいいんじゃないかな〜と漠然と思う場所になっているはずだ。 ...
高校生の頃の私はイギリスの上流階級に憧れて、紅茶を嗜んだりしていたけど、歳をとるにつれて自分はワーキングクラスなんだなと嫌でも自覚している。 多くの日本人にとってイギリスは歴史と文化のある国で、旅行にしても住むにしてもいいんじゃないかな〜と漠然と思う場所になっているはずだ。 ブレイディみかこの本を読むと、イギリスには階級意識というものがしっかり根付いていて、地べたの人たちはそれは酷い暮らしをしてると言うことが思い知らされる。 でもその中でみんななんとかやっていて、毎日絶望しているわけではないけど、でもそんなに夢見る場所でもないという感じ Bread and rosesってどこかで聞いたことがあったな。どこだったかな
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前編『ジンセイハ、オンガクデアル』よりも政治・音楽の話がさらにひとつながりのように感じられて、それだけ音楽と政治は切っても切れないというか、良くも悪くもお互いの要素を含んでいるんだなと感じた。 この作品に限ったことではないし、宣伝で謳われてもいることだけど、著者の作品を読むたび...
前編『ジンセイハ、オンガクデアル』よりも政治・音楽の話がさらにひとつながりのように感じられて、それだけ音楽と政治は切っても切れないというか、良くも悪くもお互いの要素を含んでいるんだなと感じた。 この作品に限ったことではないし、宣伝で謳われてもいることだけど、著者の作品を読むたびに日本と英国の共通点が増してきて、時代の前後が違うだけで対岸の火事ではないような感覚が芽生えてくる。 英国の音楽や政治のバックボーンを詳しく知らないから理解の深さや繋がりへの鮮烈さを十分に感じられていないところもあるけれども、それらを抜きにしても伝わってくる、音楽と政治を飛び越えた人生や人間に対する普遍性が存分にある。 『勤労しない理由ーオールドパンクとニューパンク』 『ザ・ワーストマザー・イン・ザ・UK』 『Atrocityについて。しかも、まじで』 『Never Mind The Fu**ers』 なんかは特に好きだった。 本筋ではないけれども、著者が『街のものがたり 新世代ラッパーたちの証言』について述べていて、OMSBやMARIAに触れていたのはアツかったし、そのような英国との共通項は日本や自分の好きな文化の近くにも当たり前にあるんだと再認識した。 また、あとがきにもあるように、なぜ著者が文章を綴り続けるのか、その根源が「階級」への強い想いだということにも改めて思い知らされた。 ”なぜなら、世襲のものを価値あるものと崇めることは、伝統を愛することではなく、生まれ落ちたコンディションで人間を判断し、縛ることを肯定することだからだ。” ”政治というものは、本来、この「打たれるもの」がコアにあるべきではないのか。それは古い言葉で言えば「思想」でもいいし、「社会は、そして人間はこうあったほうがクールだ」という個人的な美意識でもいい。”
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