- 中古
- 書籍
- 書籍
北京の秋
定価 ¥2,970
2,200円 定価より770円(25%)おトク
獲得ポイント20P
残り1点 ご注文はお早めに
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2022/08/23 |
JAN | 9784309208626 |
- 書籍
- 書籍
北京の秋
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
北京の秋
¥2,200
残り1点
ご注文はお早めに
商品レビュー
2.5
5件のお客様レビュー
途中かなりしんどかったけどラストに向けてのエネルギーが蠢き出す感じはうたかたの日々と同じものがあってこれこれ!と思いながら手が止まらなかった。 もう一度読み返したい
Posted by
今から三十年ばかし前、コロナも東京大震災も起きる前は結構「街」という物が力を持っていた。そこに行くだけ、歩くだけでイケてるみたいな時代。自分もどっぷりそういう文化にはまっていて、「誰がいいだしたか知らないがかっこよし物」が毎月雑誌に掲載され、そういう象徴が作者だったような気がする...
今から三十年ばかし前、コロナも東京大震災も起きる前は結構「街」という物が力を持っていた。そこに行くだけ、歩くだけでイケてるみたいな時代。自分もどっぷりそういう文化にはまっていて、「誰がいいだしたか知らないがかっこよし物」が毎月雑誌に掲載され、そういう象徴が作者だったような気がする。実は中身なんかない、ハリボテゆえの虚無感。それゆえたまらなくかっこいい。わけわからないだろう?誰もわかっちゃねえんだ。別にコーヒーに泡のっててもちっともうまくなんかねえんだ。洗脳が溶けた現在、この本はちっともおもんなかったわ。
Posted by
40年前、四人囃子やPRISMのギタリストだった森園さんの♪いつもスモールシガレット 指にはさんで ボリス・ビアンなんか読んでた♪という歌を聴いて、ボリス・ビアンの名前を知り、うたかたの日々を読んだ。 マライヤの清水靖晃さんのアルバム「北京の秋」も持っている。 他人様には何のこと...
40年前、四人囃子やPRISMのギタリストだった森園さんの♪いつもスモールシガレット 指にはさんで ボリス・ビアンなんか読んでた♪という歌を聴いて、ボリス・ビアンの名前を知り、うたかたの日々を読んだ。 マライヤの清水靖晃さんのアルバム「北京の秋」も持っている。 他人様には何のことやら判らないことだろうけれど、兎も角、本屋で新装丁の本書を見つけ、購入。そうでもなければ読まなかった本である。 帯に「いうまでもないことだが、この作品には『中国』も『秋』も出てこない」とあり、チョッと驚く。 いつまでも通勤のバスの乗れないアマディアス・ジュジュ、殺人の後に隠者になろうとするクロード・レオン、彼に恩寵を与えるプチジャン神父、恋人同士のアンヌとロシェル、オマケのアンジェル、模型飛行機に夢中の医師のマンジュマンシュ。 それぞれの出鱈目な話が綴られる長い引用部。それぞれ関係のない話と思ったが、砂漠のエクゾポダミーに集結する。 考古学者アタナゴールやホテルのレストランシェフのピッポを交え、鉄道敷設の物語が語られる。 正直、引用部のことを忘れて誰が誰だったっけ状態になるが、どうでもいいじゃないかという気分で読み進める。 (P.108から引用)「わざとそうしているんだ」マンジュマンシュが答えた。「クロエが死んでしまって以来さ」 初めからコワレタ物語。そして長い長い話の最後は壊れきって無くなる訳でもない。 うたかたの日々のような幸福感は皆無。アンヌとロシェルの恋も只々、消耗しあうだけの即物的なもの。だから喪失感も無い。 詰まらないかというとそんなこともなくて、読み続けたけど、何とも言い難いとしか言いようがない。
Posted by