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農家はもっと減っていい 農業の「常識」はウソだらけ 光文社新書1217
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 光文社 |
| 発売年月日 | 2022/08/18 |
| JAN | 9784334046248 |
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農家はもっと減っていい
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商品レビュー
4
23件のお客様レビュー
言われたら当たり前のことなんだけど、農業もビジネスなんだよなぁ。 農家の高齢化、日本の食を守ろう、みたいな話はよく聞くけれど、そう単純でもないみたい。 あらためて、自分が「農業」について知らなかったんだと思った。特に、有機栽培の話は面白かった。 印象的だったのは以下(文章が...
言われたら当たり前のことなんだけど、農業もビジネスなんだよなぁ。 農家の高齢化、日本の食を守ろう、みたいな話はよく聞くけれど、そう単純でもないみたい。 あらためて、自分が「農業」について知らなかったんだと思った。特に、有機栽培の話は面白かった。 印象的だったのは以下(文章がストレートで小気味が良い) ・田舎暮らし、農業というステーキに反グローバリズム、脱成長、脱テクノロジーなど、時代の甘美なトッピングをまぶせば、「このままじゃいけない症候群」の優しい青年たちはたちまちかぶりつきます。昔からよくある、都会人の現実逃避の構造です。 自給自足にあこがれる人は数多くいますが、農業こそ他者の力を借りなければ成り立たない職業です。 ・有機農法でないと、おいしい野菜は育たないという人は、マックブックでないといい小説は書けないと言っているようなもの。有機農法はあくまで手段の一つ。 ・「農薬の危険性」で消費者の不安をあおって、商品としての優位性を保つという安易な販売方法に乗っかってしまった生産者と流通の存在。結果として有機農法全体のオワコン化が進む。 ・高齢者が年金をもらいながら「生きがい」で作って安価で販売する。 農地を手放さないから、大規模農場ができない。 以下メモ ・農業の聖域化、農業は弱者で支援対象 ・ステレオタイプな農業の危機論 農家の7割が65歳以上 8割が売上500万以下 売上1,000万以上の農家 数は全体の1割強だが、産出額は全体の8割弱 労働集約型(人手に依存ん)から、資本集約型(設備など)に ・先祖代々の土地 農地の8割は江戸時代以降のもの 5割は明治以降のもの ・歴史的な経緯や全体状況を見ずに、ただ農地を守ろうと無責任に言うことはやめていただくよう切に願います。 ・野菜の需要の6割は加工・業務用。 そのままの形で消費されるのではなく、加工部門で価値を発揮する。 ・目利きというのは、たくさんの魚の中から最高の一匹を選び取ることではない。品質や量など、取引に必要な要素を見極め、最高の品質の魚はいくらで誰にどのくらいの量を売れば喜ばれるのかという「振り分け」ができること。 ・農業で独立するために必要なモノは「インフラ」 必要なスキルは「座組力」 自分のプロジェクトをタスクに要素分解し、その遂行に必要な人や組織とつながる力。 自分という人間の適材適所も見極める。自分の強味はどういう座組で発揮できるのか、そのためにどういう他者と組むのか。 ・35歳という区切り そこを過ぎると、これまでやってきたことの延長線上でしか人は生きられない。新しいものを受け入れるときに、過去の自分を参照して、どこかに分類するという思考法が固まるのが、35歳。人生経験がある分、未経験のことに対応はできる。それは同時に、子どものように世界をあるがままに受け入れる力を失う。 ・有機農業=化学肥料・農薬・遺伝子組換え技術を原則使用せず、堆肥などによる土づくりを通じて環境負荷を減らす農業手法 ・オーガニックという言葉も広義的で、有機農法とイコールではない。 ・できるだけ身体にいいものを食べたい、環境負荷の少ないものを購入したいというニーズに「有機農法」が答えているかは微妙。 ・WHO憲章における「健康」 健康とは、病気でないとか弱っていないということではなく、肉体的にも精神的にもそして社会的にもすべてが満たされている状態のこと」 健康に不安を抱えている人たちが多い社会では、新しい「異常」を仕掛けてビジネスをしたい人たちにとっては実にたやすいマーケット。 ・健康を求める社会なのに、健康かどうかの判断がつかなくなる。 異常の無限的消去 ぶらさげられた健康ネタを延々と追い続けるハムスターの回し車 ・自営業者が不安定なのは世界共通。精神的に負荷がかかること自体からは逃れられません。不安を上手に乗り切るのに最も有効な手段は「乗り切る」こと。辛いことを乗り切って、また楽しいことがやってきた経験を積み重ねると、すこしずつ同じ悩みをやり過ごせるようになってきます。 考えすぎずにやり過ごすズルさを身につける。
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農業の現場について理解を深めることが出来た。農業だけにとどまらず著者の思考が書かれており、とても面白かった。
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刺激的なタイトルではあるが、自身農園を運営される中で農に対する考えを記した一冊。今の農における課題やあふべきふがたが展開される。読み進めるうちに興味深く感じたのは、書かれている内容が決して農だけに当てはまることばかりではないこと。これはビジネス書としても成立しているような印象を受...
刺激的なタイトルではあるが、自身農園を運営される中で農に対する考えを記した一冊。今の農における課題やあふべきふがたが展開される。読み進めるうちに興味深く感じたのは、書かれている内容が決して農だけに当てはまることばかりではないこと。これはビジネス書としても成立しているような印象を受ける。後半になるとよりその印象を強く受けるようになり、仕事に対する取り組み姿勢や、マネジメント論にもに通じるエッセンスが入っているように感じられた。あれ⁈これってつまるところアート思考のアプローチだよな、と思わされる一節などもあり、信じるものや想いが自身の野菜づくりや農園運営に表れている。冷静に俯瞰して事態の理解と打ち手を考える中で、ぶれない自分軸をもって動かれているのだなと感じさせられる。 農のことも理解が深まったが、それ以上に得たものがあった、いい意味で期待を裏切られた一冊。
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