農家はもっと減っていい の商品レビュー
刺激的なタイトルではあるが、自身農園を運営される中で農に対する考えを記した一冊。今の農における課題やあふべきふがたが展開される。読み進めるうちに興味深く感じたのは、書かれている内容が決して農だけに当てはまることばかりではないこと。これはビジネス書としても成立しているような印象を受...
刺激的なタイトルではあるが、自身農園を運営される中で農に対する考えを記した一冊。今の農における課題やあふべきふがたが展開される。読み進めるうちに興味深く感じたのは、書かれている内容が決して農だけに当てはまることばかりではないこと。これはビジネス書としても成立しているような印象を受ける。後半になるとよりその印象を強く受けるようになり、仕事に対する取り組み姿勢や、マネジメント論にもに通じるエッセンスが入っているように感じられた。あれ⁈これってつまるところアート思考のアプローチだよな、と思わされる一節などもあり、信じるものや想いが自身の野菜づくりや農園運営に表れている。冷静に俯瞰して事態の理解と打ち手を考える中で、ぶれない自分軸をもって動かれているのだなと感じさせられる。 農のことも理解が深まったが、それ以上に得たものがあった、いい意味で期待を裏切られた一冊。
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■ Before(本の選定理由) なかなか刺激的なタイトル。JAの闇など暴いてくれるのだろうか。 ■ 気づき 農業経営者が著者の本。成功されていて、自分なりの哲学を持っている。主張が甘え農業者は去れ!というのが、やや勿体無いように感じた。 ■ Todo 補助金やJAの仕組みの...
■ Before(本の選定理由) なかなか刺激的なタイトル。JAの闇など暴いてくれるのだろうか。 ■ 気づき 農業経営者が著者の本。成功されていて、自分なりの哲学を持っている。主張が甘え農業者は去れ!というのが、やや勿体無いように感じた。 ■ Todo 補助金やJAの仕組みの弊害も大きいのだと思う。そうした、経営としての農業の課題・展望みたいなものをもっと教えてほしい。
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https://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334046248
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面白かった。もっと減っていいという過激なタイトルだけでなく、内容も充実していた。時代は、機械化情報化近代化が進んでいるので、一人当たりの作業面積は増えていくべきだが、近代化を十分に享受できていない農家が多すぎる。その原因は農協にある。IT革命によって農業革命は可能と期待できる。
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現実を正確に把握する 大規模農家と同じやり方をしてはダメ 小規模なりの闘い方。 どちらにせよ、厳しい。どこも同じ。農業だけが特別では無い。
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漠然と農業に興味があった。 もし何かの巡り合わせがあったらやってみたいけど、自分から進んで農家を職業としてやるまでのチャレンジ精神もなければ、知識もスキルも経営戦略もないしなぁと思ってたけど、 やっぱり軽い気持ちで手を出す職業ではないと思った(笑) バイトで経験してみたり、趣味...
漠然と農業に興味があった。 もし何かの巡り合わせがあったらやってみたいけど、自分から進んで農家を職業としてやるまでのチャレンジ精神もなければ、知識もスキルも経営戦略もないしなぁと思ってたけど、 やっぱり軽い気持ちで手を出す職業ではないと思った(笑) バイトで経験してみたり、趣味で家庭菜園レベルが私の理想かなぁ。 採れたての、畑の野菜を経験してみたいなぁ。 大量生産、スーパーで売られるような規格に合った野菜としか接してないからなぁ… ものづくりに対しては強い憧れがあって、 そういうロマンは農家にも詰まってるなぁと思った。 自分が美味しい、美しいと思うものを作って、その良さが分かる人に売る。 自分が仕事に求めるものはこれだ!と思った。それは農家じゃなくても。 でも残念ながら、そこまで思い入れられる何かがないから、もやもやうだうだしてるんやけど。 大規模で売れるやり方より、 小規模に狙いを定めてっていうやり方のほうが私好みで、 そういう考え方のヒントは農家に限らず得られたかな。 農家の8割がプロではない、という現実。 なんか腑に落ちた、というか納得感。 家業をなんとなく継ぐとか、都会での競争社会からの逃げとか、そんなのらりくらりじゃやっぱり稼げんよねー。 道楽ではなく職業として発展させるには、やっぱり苦労も試行錯誤も必要やし、当事者の意識改革と世間の偏った見方を正すことも必要なのね。 新規参入が甘くないと思ってたのは正解で、 事業計画ちゃんと練らんと、 始めることはできても続けることは難しそうやと感じた。 でも軽い気持ちで足を突っ込む人も多くいるんやろうなぁとも感じた。 人口が減ってくこれからの未来、 やっぱり個として何ができるのかをしっかりと考えていかないとなぁ。 農家の世界もしっかりとした競争の中で、より良いものづくりが、より良いマーケットが出来ていきますように。
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言語化しにくいところの言語化が素晴らしい。熱い内容なのにカラッとした文体で気持ちがいい。徹底的に誤読しないように注意深く書かれているので、食や農業に興味のある人は一読をお勧めする。 著者のロマンと生きて行くための身も蓋もない現実世界とのバランスがとても良い。
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実家が兼業で米農家をしています。 相続やらで、そろそろいろんなことを考えないといけないお年頃です。 何も知らないので農家事情を知りたくて関連書籍を探って手にした一冊。かなり特殊な部分もありそうですが他の本と合わせながら見ていくのが良さそうですね。 しかし、農家のさらなる二極化...
実家が兼業で米農家をしています。 相続やらで、そろそろいろんなことを考えないといけないお年頃です。 何も知らないので農家事情を知りたくて関連書籍を探って手にした一冊。かなり特殊な部分もありそうですが他の本と合わせながら見ていくのが良さそうですね。 しかし、農家のさらなる二極化が進みそう。 そして、既存コミュニティにいる限りは抜け出せないんだろうなぁ。。。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
農家は自営業者が多くわがままな人の割合が高い。 新たに農業に就く若者は農業経営体への就職。 農家数を多くすることは農協、関係団体、政治家、官僚、農機具メーカーにとっては利益になる。 赤字でも田圃を続ける=惰性。 農地の保有資格がある。 農家として全員がやっていける産業基盤はない。 縁古米として安く譲られる。高齢の農家が生きがいでつくった野菜が安く売られる。 農業では集約のスピードが遅い。 稲作は工業化が進んで淘汰ではなく兼業化が進んだ。 富山県は住みやすさ日本一、持ち家率が高い、水田率が日本一で兼業農家が多いことがその理由。 耕地面積は減っている。農地は持っていても農業はしていない。 都市計画法が弾力的に運用されたため。 農地法で農地の売買を制限したことで既得権益化した。 耕作者主義の呪い=戦後の農地改革の失敗。 p37 土佐図書館
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やや挑発的だが、主張に矛盾がなく視野も広い。 農業者を批判する、という日本では許されないことができるのは農業者だけだが、他の人は誰もしない。勇気と自信があるのだろう。 小さくて強い農業の素晴らしさを説きながら、それができるのは大きいプレイヤーがいてくれるから、という視点も忘れない...
やや挑発的だが、主張に矛盾がなく視野も広い。 農業者を批判する、という日本では許されないことができるのは農業者だけだが、他の人は誰もしない。勇気と自信があるのだろう。 小さくて強い農業の素晴らしさを説きながら、それができるのは大きいプレイヤーがいてくれるから、という視点も忘れない。 これからもどんどん発言していって欲しい。
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