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歴史の本棚
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 毎日新聞出版 |
発売年月日 | 2022/08/17 |
JAN | 9784620327495 |
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商品レビュー
3.5
13件のお客様レビュー
日本近現代史が専門の歴史学者加藤陽子氏による書評集で、テーマは「未来のために過去はある」、つまり歴史に学ぶっていうことなんだけど、わたしにはかなり難しかった。挙げられている本も専門的な本が多いし、評している文章の言葉も堅く難しく感じて、集中して読まないとよく理解できないような。わ...
日本近現代史が専門の歴史学者加藤陽子氏による書評集で、テーマは「未来のために過去はある」、つまり歴史に学ぶっていうことなんだけど、わたしにはかなり難しかった。挙げられている本も専門的な本が多いし、評している文章の言葉も堅く難しく感じて、集中して読まないとよく理解できないような。わたしは歴史苦手なので基本的なことがわかっていないっていうことも大ありなんだけども。それでも、(挙げられている本は読めないとしても)書評をなんとか読むだけでも勉強になり、知識が若干増える気はしたので、ためになったと思う、思いたい。 そんななかでも、著者にとっては楽しみとして読む本と思われる、あるいは新聞の書評欄に掲載された一般人向け?の本かもと思われる本をメモ。例えば坂本泉「インビジブル」は読んでみたい。この坂本泉氏って存じ上げなかったんだけど、ネットで検索するうちこの方が選ぶおすすめ戦後史の小説というページにいきあたり、そこからまた読んだことのない作家を知り、読みたい本が増えた!!「昭和史」的な小説ってたくさんあるじゃん、と。あと、脚本家井上ひさしが東京裁判三部作という芝居を書いているとか初めて認識したし、著者が角幡唯介は全部読んでいるとか、いろいろこれからの読書の参考になりそう。
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加藤氏の専門は1930年代の日本の軍事と外交。歴史を学んできた氏が「推す」本がこちらです、というコンセプトでまとめられた本、だという。 主に毎日新聞の「今週の本棚」の書評集と、今は無き月刊誌「論座」(朝日新聞社)に「新・文庫主義」として連載されたもの、本の解説として執筆したやや...
加藤氏の専門は1930年代の日本の軍事と外交。歴史を学んできた氏が「推す」本がこちらです、というコンセプトでまとめられた本、だという。 主に毎日新聞の「今週の本棚」の書評集と、今は無き月刊誌「論座」(朝日新聞社)に「新・文庫主義」として連載されたもの、本の解説として執筆したやや長めのもの、の3種類からなる。2007年から2022年までのもの。 取り上げる本も文も難しい・・・ その中でやっと 〇「戦線」林芙美子著 中公文庫 (論座・新文庫主義2007.11月)がやっと読めるレベルだった。 林芙美子の戦線への派遣での文。中公文庫になっていた。 芙美子の伝記で文学者たちの従軍での一人突出した行動をあれこれ読んだあとなので興味深い。しっかり文は書いていたということだ。 「戦線」(朝日新聞社 1938.12)に「新女苑」(1940.4月号に掲載されたルポの一変「凍れる大地」を加えたもの。 林芙美子は歩く。「腐ってちぎれてしまいそうに」なる足音。「豆の出来た足の裏に、まるでバターでも塗るように、メンソレータムをべたべたに塗りつけて靴を」はく。 ・・初期の詩のような表現! 芙美子は食べ物を夢想し、かつ食べる。「酸味でじゅくじゅくしたにつばのためるような梅干しを一ツたべてみたい」。鶏を調理し「鶏の汁を飯盆で掬って唇もとへ持っていきますと、金色に光ったこまかい脂肪の玉が、びっしりつゆの上に浮いて」いる。・・小泉武夫博士の描写の向こうをはる、美味しさ溢れる描写力だ。とある。 食レポの直後に亡くなった芙美子。これは、芙美子の食レポの文を読んでみたくなった。 そして「私は」という、主語を明示した発語で始まる文が異様に多いとある。 支那事変なんて、遠慮深いちっぽけな言葉で、今度の戦いを謙遜しなくてもいいと思いますが(中略)「戦争」でいいではありませんか。 事変を戦争といった芙美子は、戦争を批判的に生きた確かな一人にちがいない、とある。 〇わが青春無頼帳 柴田錬三郎著 中公文庫 2007.9 柴田は大正6年3月26日生まれ。なんと、再招集先が「各連隊のゴクツブシを集めたといわれる広島宇品の暁部隊」だったとある! 柴田氏はここで南方行きの船に乗り、バシー海峡で撃沈され、沈没する船から上官とともに海に飛び込み救助された、というのだ。 2022.8.20第1刷 2022.9.10第2刷 図書館
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未来のために過去がある、と言いたくて本書は書かれたそうだ。 前作「この国の形を見つめなおす」の第6章の書評を通じて著者の思考や指向を開陳したスタイルを本作では全面的に展開している。 著者の1930年代の日本の軍事と外交に資するような文献が多い。 それでもジョンルカレや近代史と一見...
未来のために過去がある、と言いたくて本書は書かれたそうだ。 前作「この国の形を見つめなおす」の第6章の書評を通じて著者の思考や指向を開陳したスタイルを本作では全面的に展開している。 著者の1930年代の日本の軍事と外交に資するような文献が多い。 それでもジョンルカレや近代史と一見関係のないタイトルも見かける。 全体の構成としては以下の通り 1 国家の役割 2 天皇という孤独 3 戦争の教訓 4 歴史を読む 5 作品に宿る魂 本書で取り上げられた書物はほとんど読んだことのないものばかりだが、以下興味をもったものを記す。 1から「情報参謀」「インビジブル」「帝国の計画とファシズム 革新官僚、満州国と戦時下の日本国家」 2から「天皇と東大」(この書は引用されただけ)「東京裁判を読む」 3から「戦争」大岡昇平 4から「地下道の鳩」 床に入る時のパートナーに相応しいかな?
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