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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2022/08/11 |
JAN | 9784065288436 |
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商品レビュー
3.6
12件のお客様レビュー
児童養護施設で育った2人が再会し、失った記憶を取り戻そうとする。 視点人物が移り変わり、主語が変わる。それは2人の人が一つに溶け込んでいくような、2人の関係性が密になっていくのを表しているようにも感じる。 そして、2人が兄弟であったことが過去の記憶を知ることにより判明する。 そこ...
児童養護施設で育った2人が再会し、失った記憶を取り戻そうとする。 視点人物が移り変わり、主語が変わる。それは2人の人が一つに溶け込んでいくような、2人の関係性が密になっていくのを表しているようにも感じる。 そして、2人が兄弟であったことが過去の記憶を知ることにより判明する。 そこまでは2人が1人であったような文体から、関係性はより強固な血縁の繋がりがあるのだとわかったのにも関わらず、2人が離れていく様が文体からも伝わる。 そして、最後の場面。 お世話になっていた児童養護施設長の言葉。 「あんまり覚えてねえんだけどなあ、お前さんがそう言ってくれるなら嬉しいこっだな」 記憶にこだわる登場人物とは、一線を画した考え方の持ち主。でもこの作品で伝えたいのはこれが全てなのかもしれない。 今までの島口作品とは違う万人ウケする読みやすい一作だと感じる。
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久しぶりにこんなに良い本が読めた、凄かった 素敵な言い回し(何回読んでも理解できない表現もあったけど)がたくさんあって全体的にお洒落だったし、 一文のうちに語り手が代わるのも、読んでいて心地よかった。 記憶を見てからの鬱展開に自分もかなりショック受けてしまった、、 一志のそれからを、ふとした時に度々考えてしまうと思う 心に残る作品だった。
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⚫︎感想 ストーリーでは二人の記憶が一つに収束していき、描き方では「僕」と「私」の視点が混ざり合い一つに見えるようにも仕掛けてあって、文章でこういう試みができるんだなぁと思った。 ⚫︎あらすじ(本概要より転載) 「一緒に、失くした記憶を探しに行こう」。彼女の言葉で、僕らの旅は始まった。 過去を奪うものたちに抗い、ままならない現在を越えていく、〈愛と記憶〉をめぐる冒険。 デビュー作『鳥がぼくらは祈り、』、芥川賞候補作『オン・ザ・プラネット』を超える、鮮烈な飛躍作! 「ねえ、覚えてる?」--両親を知らずに育ち、就職した僕〈一志〉のもとに、見知らぬ女性が訪れる。 〈杏〉と名乗る彼女は忘れていた過去を呼び起こし、僕の凡庸で退屈な日常が変化していく。 不可視のシステムに抵抗し、時間の境界を越える恋人たちの行方は――?
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