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巨大幽霊マンモス事件 講談社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2022/08/10 |
JAN | 9784065291917 |
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商品レビュー
3.5
2件のお客様レビュー
二階堂蘭子シリーズ長編。蘭子シリーズは少しずつ集めていたが中々手をつけるタイミングが無く。今回、今作を手に入れるタイミングが良く取り掛かる事になった。二階堂黎人は水乃サトルシリーズが主だったので楽しみだ。 戦争時代のロシアを背景に、過去にスパイであったジュペア老人が、当時と...
二階堂蘭子シリーズ長編。蘭子シリーズは少しずつ集めていたが中々手をつけるタイミングが無く。今回、今作を手に入れるタイミングが良く取り掛かる事になった。二階堂黎人は水乃サトルシリーズが主だったので楽しみだ。 戦争時代のロシアを背景に、過去にスパイであったジュペア老人が、当時とある作戦に従事していた二人の手記を土台にしながら「殺人芸術会」の面々に謎を提起する。 作中作についてはルカ・フロローフ、セルゲイ・エルルーシ二人の目線から展開され、その中で生じた事件などを、殺人芸術会のメンバーが解き明かすという流れだ。 ある程度冒頭の部分で蘭子や黎人のキャラクターは掴めたし、秘密クラブの様相も、クリスティの「火曜クラブ」を長編で実現したような印象だ。 作風は作中作を中心に、それが事実上の手記である事が前提条件として謎に挑む事になる。 まるで空想の様な事柄(オカルト的な事象や巨大幽霊マンモスの事例等)があり、怪奇ミステリーの要素もあるが、トリック等はある程度フェア(クリスティと変わらないがなぁ笑)に提示している。 今作は他の短編と深い関わりがある様で、その作品を読んでいない自分としては楽しみ半減というところか。 とある人達の生き様に想いを馳せつつ。ある意味、殺人とは何であるかを考えさせられた作品。 単純に自身の評価として、怪奇ミステリーは久しぶりであり楽しめた作品だ。とある要素で不平不満がありそうだが、僕は元々この手のトリックには肯定的なので批判は無い。 蘭子シリーズは中々揃えるのが大変なので、今後も順番には拘らず読んでいこう。
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久しぶりにこの人らしい奇想とミステリの楽しさを覚えたいい作品だ。 ラビリンスシリーズあんまり評価しないから。
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