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まず牛を球とします。
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2022/07/21 |
JAN | 9784309030562 |
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商品レビュー
3.8
57件のお客様レビュー
作品紹介・あらすじ 牛は食べたいが、動物は殺したくない。そんな人類の夢が実現した未来を描いた表題作ほか、大正電気女学生、石油玉、現代の箱男などが大活躍! 非人類にもおすすめの奇想天外な作品集。 収録作(全14編) 「まず牛を球とします。」 「犯罪者には田中が多い」 「数を食べ...
作品紹介・あらすじ 牛は食べたいが、動物は殺したくない。そんな人類の夢が実現した未来を描いた表題作ほか、大正電気女学生、石油玉、現代の箱男などが大活躍! 非人類にもおすすめの奇想天外な作品集。 収録作(全14編) 「まず牛を球とします。」 「犯罪者には田中が多い」 「数を食べる」 「石油玉になりたい」 「東京都交通安全責任課」 「天地および責任の創造」 「家に帰ると妻が必ず人間のふりをしています。」 「タマネギが嫌い」 「ルナティック・オン・ザ・ヒル」 「大正電気女学生 ~ハイカラ・メカニック娘~」 「令和二年の箱男」*書き下ろし 「改暦」 「沈黙のリトルボーイ」*書き下ろし 「ボーナス・トラック・クロモソーム」 ***** うーん、感想が難しい。 読み終わった後に「おお、これはとんでもなく面白い!」という感想と「なんだかなぁ。あんまり面白くないじゃん」という感想が同時に湧き出てきた。こういうのをアンビバレントというのだろうか。 まず、とんでもなく奇抜な発想という点で「これはとんでもなく面白い」と思った。しかも社会に対する批判精神や警告、寓話的なテイストも含まれているようで、単に「奇抜」というだけに留まっていないな、という印象。 ただその奇抜な発想をああだ、こうだ、と理屈でこねくり回しているだけ、という印象もぬぐえなかった。ストーリーテリングの面白さは僕には皆無。登場人物のキャラも薄いし、よって感情移入も不可。オチありきのショート・ショートでもない。 それと文章が軽い。小説投稿サイトからデビューした作家さんということで、なんとなく軽めのデジタル文章って感じ。軽いのが悪い、という訳ではないのだけれど、軽すぎてあまり引っ掛かってこなかったのも事実。 次いでに書いちゃうと、作者は(いすかり ゆば と読むのだそうです)とても頭が良いのだと思う。その頭の良さが文章にでてしまって、一歩間違えると衒学的になり過ぎちゃうきらいがあると思う。「沈黙のリトルボーイ」なんかは、僕は本書で一番面白く読めた作品なのだけれど、原爆の仕組みや量子力学まで引っ張りだしてきて、人によってはそこで読むのが嫌になってしまうような気がする。 奇抜な発想は星五つ。ストーリーや登場人物のキャラが無いことには星一つ。なので真ん中を取って星三つ。とはいってもとても気になる作家さんなので、他の作品も是非読んでみたいと思っている。もしかしたら短篇集なので、長編を読んでみればこの著者に対して違った感想が湧いてくるかもしれない。
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タイトルさぁ、比喩じゃなくて物理的にかいーって。 もう、未来のことか並行世界のことか過去のことか全然わからない未知数の一冊でした。 私は好きです。
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私は人類を幸福にするのが仕事です-。 初めての柞刈湯葉san。 牛は食べたいが、動物は殺したくない。人類の夢や未来が描かれたSF的な短編集。 理系過ぎて?私にはついていけないお話しもあったのですが、お気に入りはいくつかありました。 7話目「家に帰ると妻が必ず人間のふりをし...
私は人類を幸福にするのが仕事です-。 初めての柞刈湯葉san。 牛は食べたいが、動物は殺したくない。人類の夢や未来が描かれたSF的な短編集。 理系過ぎて?私にはついていけないお話しもあったのですが、お気に入りはいくつかありました。 7話目「家に帰ると妻が必ず人間のふりをしています。」で、指が切れても淡々と家事をこなす妻、8話目「タマネギがきらい」の、タマネギが嫌いな理由。味や食感ではなく、世界におけるタマネギの扱いが気に入らない など。 最後の「収録作解題」で、それぞれの解説があったのも良かったです。 【第15回(2022年)日本タイトルだけ大賞】
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