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まず牛を球とします。
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まず牛を球とします。

柞刈湯葉(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2022/07/21
JAN 9784309030562

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商品レビュー

3.7

91件のお客様レビュー

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2026/08/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

牛は食べたいが、動物は殺したくない。そんな人類の夢が実現した未来を描いた表題作ほか、大正電気女学生、石油玉、現代の箱男などが大活躍! 非人類にもおすすめの奇想天外な作品集。 収録作(全14編) 「まず牛を球とします。」 「犯罪者には田中が多い」 「数を食べる」 「石油玉になりたい」 「東京都交通安全責任課」 「天地および責任の創造」 「家に帰ると妻が必ず人間のふりをしています。」 「タマネギが嫌い」 「ルナティック・オン・ザ・ヒル」 「大正電気女学生 ~ハイカラ・メカニック娘~」 「令和二年の箱男」*書き下ろし 「改暦」 「沈黙のリトルボーイ」*書き下ろし 「ボーナス・トラック・クロモソーム」 SF短編集。SFとはアイデアである、という感じで、魅力的でちょっと変わったSFが満載だった。このくらいの短い話をいろいろ詰めたのも読み味がいいかもしれない。 キャラクターで読ませるタイプではないようで、印象に残ったキャラクターはいなかった。大正時代に、未来の音声をラジオで聞くという着想の、大正電気女学生の二人はかなり良かったかも。

Posted by ブクログ

2026/07/12

好きな作家の「面白い」は、やっぱり面白かった。小川哲さんがオススメしていたので読んでみた。 最初の表題作を数ページ読んでビビビッときた。また好きな作家を見つけてしまった。 1編を読み終えて速攻で他の作品を数冊購入&図書館で数冊予約を入れた。 さらに『令和二年の箱男』『沈黙のリ...

好きな作家の「面白い」は、やっぱり面白かった。小川哲さんがオススメしていたので読んでみた。 最初の表題作を数ページ読んでビビビッときた。また好きな作家を見つけてしまった。 1編を読み終えて速攻で他の作品を数冊購入&図書館で数冊予約を入れた。 さらに『令和二年の箱男』『沈黙のリトルボーイ』を読み終わった頃には、もうファンになっていた。 どこからそんな面白い発想が出てくるんだ?と思う。でも面白いのは発想だけじゃない。 どんなに突飛な設定でも、その世界ではみんな大真面目に生きている。 そのセリフ回しや言葉選びのセンスに思わず吹き出してしまう。 妄想好きの心に、見事に火をつけられてしまった。 読んでいる間は笑っているのに、読み終えてから「あれって結構ブラックだったな」と皮肉がじわじわ効いてくる。 押し付けずに「あとはご自由にどうぞ」的に委ねてくれるこの感じが好きだ。 作品からは、科学だけでなく文学やネット文化など幅広いものを感じて、その多面性にも惹かれた。 安部公房の『箱男』や、ヘルマン・ヘッセの『デミアン』も読みたくなり、知的好奇心が広がった。 作品をきっかけに原爆について改めて調べてみたら、自分が知らなかった歴史や背景がたくさんあった。 ちなみにタマネギは私も大嫌い。 特にバーガーキングとモスバーガーをうっかりタマネギ抜きで食べると、その後1日中タマネギと一緒に暮らすことになる。 みんなは食べてもタマネギに取り憑かれたりしないんだろうか。 タマネギは絶対に食べたくない。 でも「5」は食べてみたい。 柞刈湯葉さん。「柞」の読み方が難しい。 どうしても脳が右の字に引っ張られて「さくかり」と読んでしまう。 「いすかり、いすかり」と脳に言い聞かせているのに、何度言い聞かせれば私の脳は覚えるんだ…。 いすかり ゆばさん。 どんな方なのか調べても、謎だらけでわからなかった。全部わかってしまうより謎のままの方が面白い。 ということで、本日から【一人 柞刈湯葉さんフェア】を開催いたします。

Posted by ブクログ

2026/07/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

表題作のまず牛を球とします、数を食べる 、東京都交通安全責任課、家に帰ると妻が必ず人間のふりをしています、大正電気女学生、ボーナス・トラック・クロモソーム辺りが読み心地よかった◎ あとがきの『SF的な世界観の構築とは(略)関係性を有する架空概念を作中世界に放り込むことで、作者さえ名前を知らぬ派生的な概念が連鎖的に生成し、ひとりの作家の脳内におさまらない広大な宇宙が構築されていく』という言葉が印象的で、一つの架空概念から生み出される世界は読み手によって広がり続ける、その世界観がSFの好きなところだ〜!と思った。 最後にそれぞれの作品の解題もあってそんなふうに思いついて物語にできるんだ〜とも思った。

Posted by ブクログ

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