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幻の殺意/夜が暗いように 日本ハードボイルド全集 5 創元推理文庫
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幻の殺意/夜が暗いように 日本ハードボイルド全集 5 創元推理文庫

結城昌治(著者), 北上次郎(編者), 日下三蔵(編者), 杉江松恋(編者)

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幻の殺意/夜が暗いように 日本ハードボイルド全集 5 創元推理文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京創元社
発売年月日 2022/07/20
JAN 9784488400255

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商品レビュー

3.5

3件のお客様レビュー

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2025/09/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

第五巻、結城昌治 創元推理文庫で出ている作品は全て持っているはずだが初読みの作家 長編ひとつと9短編、多いな ・幻の殺意 200ページ強、すぐに読み終えたがハードボイルドとして期待した文体ではなかった 普通のサラリーマンが息子の冤罪を晴らすため、友達の弁護士と共に関係者から話を聞いていく展開は良かったが、その理由だけで突如探偵役となった主人公の立ち居振る舞いには若干の違和感がある。やや有能なきらいがあるのはまだしも、反社の親分にサシで会い対等な立場で話をするのは、長年サラリーマンとして働いてきた男のそれではないだろう とある関係者に身分を明かしてから相手の口調が敬語混じり(タメ語と丁寧語)になるシーンは良かった。語尾の違和感が気になって読みにくかったが、会話をしている2人の関係性と人物像をよく考えてみると、なるほどそうなるかと膝を打った表現方法だった (たいてい相手を知って急に敬語になるパターン) 妻の不倫、そして息子が実子ではない、という真相 作品初出当時はまだ斬新だったのだろうか 現代に評価するのはいささか厳しい 60点 短編 ・霧が流れた ー依頼人の秘密を守るという以外に、わたしの仕事には何一つ誇るべきものがなかった— ーわたしに忠実なのはこの目覚ましだけだった— 3ページ目にして好みの文章が出てきたので勝ち確定 長編に続いて不倫ネタなのが残念 ・風が過ぎた 同じ探偵のシリーズ 文章もリズムも心地よい またまた不倫、W不倫ネタ ・夜が暗いように 同じ探偵のシリーズ、ここまででベスト作品 3作目となれば途中で真相を看破してしまう事もあるよなと読み進め、自白のシーンでやっぱりねと悦に入る ミスリードでした これはやられた いたたまれない結末 ・死んだ依頼人 若竹七海作品のタイトルは「依頼人は死んだ」だったか 主人公として違う探偵が登場 佐久&久里シリーズというらしい ハードボイルド味が薄れた ・遠慮した身代金 同じシリーズ 軽い ・風の嗚咽 ・きたない仕事 ・すべてを賭けて ・バラの耳飾り 悪くはないんだけど軽い 巻末エッセイ 志水辰夫 うーん 解説 霜月蒼 主人公の名前が出てこない作品を時系列で分類してくれているのと、収録された長編をハードボイルドではないと言っている点が評価できる 自分が高く評価した三作品は「真木シリーズ」の短編の全てだった。他に長編もあるようなので気になる 一冊の文庫本としてなら総合点は65点かな ハードボイルド全集の一冊としたら55点くらいだが

Posted by ブクログ

2025/03/20

「幻の殺意」「霧が流れた」「風が過ぎた」「夜が暗いように」「死んだ依頼人」「遠慮した身代金」「風の嗚咽」「きたない仕事」「すべてを賭けて」「バラの耳飾り」収録。 長編「幻の殺意」は、殺人罪で高校生の息子が逮捕されてしまった男が主人公。淡々としてこれぞハードボイルド、な感はあるので...

「幻の殺意」「霧が流れた」「風が過ぎた」「夜が暗いように」「死んだ依頼人」「遠慮した身代金」「風の嗚咽」「きたない仕事」「すべてを賭けて」「バラの耳飾り」収録。 長編「幻の殺意」は、殺人罪で高校生の息子が逮捕されてしまった男が主人公。淡々としてこれぞハードボイルド、な感はあるのですが、主人公が当事者なだけに痛々しくて仕方ありません。物語として息子の無実は晴らされそうだな、とは最初から思いますが、しかし代わりに彼に知らされるのは残酷な真実。その真実を受け止める主人公の姿に、じめじめとしていないハードボイルドだからこその重みを感じます。 お気に入りは「夜が暗いように」。あまりに悲しい真相と動機、そして結末。だけれど印象的でした。そしてラスト「バラの耳飾り」は少し優しい結末にほっとさせられます。

Posted by ブクログ

2022/12/28

この全集も六冊目、いつもながらハードボイルドの先達の文章に、透徹した眼に唸らされる。たとえばこんな文章。「ほとんどが若い連中だが、それぞれ個性的な服装のようでいながらどことなく似通っていた、どんな奇抜な衣装でも、それが流行になれば画一的になってしまう。流行が個性を消してくれるから...

この全集も六冊目、いつもながらハードボイルドの先達の文章に、透徹した眼に唸らされる。たとえばこんな文章。「ほとんどが若い連中だが、それぞれ個性的な服装のようでいながらどことなく似通っていた、どんな奇抜な衣装でも、それが流行になれば画一的になってしまう。流行が個性を消してくれるから、だから若者たちは安心して新宿に集まるのかもしれなかった。/個性は孤独で不安なのだ。」

Posted by ブクログ