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大東亜共栄圏 帝国日本のアジア支配構想 中公新書2707
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2022/07/20 |
JAN | 9784121027078 |
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大東亜共栄圏
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商品レビュー
4.3
11件のお客様レビュー
帝国主義としての日本が海外で何をやったのか? というのが最近の関心事。この本は、その辺りを経済的な部分を中心に整理してくれている。 一言で言うと、グランド・デザインのない行き当たりばったりの政策と言うことになる。 総力戦の世界になって、日本だけでは戦争を戦い切る資源がないた...
帝国主義としての日本が海外で何をやったのか? というのが最近の関心事。この本は、その辺りを経済的な部分を中心に整理してくれている。 一言で言うと、グランド・デザインのない行き当たりばったりの政策と言うことになる。 総力戦の世界になって、日本だけでは戦争を戦い切る資源がないため、大東亜共栄圏が構想されるわけだが、そんなにしっかりとして戦略があるわけではない。 戦争で勝ったり、負けたりする中で、泥縄的にいろいろな政策が検討されたり、現地にまかせられたり。。。 この戦略のなさ。 これでは、もともと勝てるわけのない戦争が、全く勝てる可能性がなかったことが明確になった。
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大東亜共栄圏の構想から瓦解までを解説している一冊。 現代と同様に輸入に頼っていた日本は、欧州勢力の不均衡に巻き込まれ経済的に疲弊していきます。 戦争を前提にしていない立場にも関わらず、自給圏の拡大は欧州植民地であるアジア諸国へと向かうことになります。 そんな場当たり的な流れで日本...
大東亜共栄圏の構想から瓦解までを解説している一冊。 現代と同様に輸入に頼っていた日本は、欧州勢力の不均衡に巻き込まれ経済的に疲弊していきます。 戦争を前提にしていない立場にも関わらず、自給圏の拡大は欧州植民地であるアジア諸国へと向かうことになります。 そんな場当たり的な流れで日本の無茶なプロジェクトは進められ管理しきれずに終わっていくのですが、敗戦後の賠償が経済的なものではなくアジア開発のための役務賠償となった点はある意味誇れると感じました。 当時の日本は敗戦しても指導的な立場を強制されるほどに役立つ存在であったということです。 まともに計画をすればこのような失敗はなかったと思いますが、情勢悪化が先進国の冷静さを失わせてしまったのでしょうね。 現代にも通づる教訓がこの時代には沢山あります。
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東アジア、東南アジアを一つに統合して経済的な自給を果たそうとする試みを、日本がどのように構想し、実行したのか。結局は破綻したが、なぜ破綻したのかを書いた本。 構想の段階で問題点を指摘する人はいるんだけど、意思決定できる地位の人まで届かないのがもどかしい。働いていてもよくあるこ...
東アジア、東南アジアを一つに統合して経済的な自給を果たそうとする試みを、日本がどのように構想し、実行したのか。結局は破綻したが、なぜ破綻したのかを書いた本。 構想の段階で問題点を指摘する人はいるんだけど、意思決定できる地位の人まで届かないのがもどかしい。働いていてもよくあること。 この本のいいところは、計画の立案や実行過程を詳しく説明してくれるところ。このときにこういう決定したから後々こういう結果になった、という流れがわかりやすくなっている。東南アジアの独立の過程あたりは本当にわかりやすい。
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