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本物の読書家 講談社文庫
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本物の読書家 講談社文庫

乗代雄介(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2022/07/15
JAN 9784065285954

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商品レビュー

3.3

18件のお客様レビュー

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2025/09/12

難しながらも面白かった。謎の男と大叔父が最後帰ってっこなかったとなったときは普通に「えっ!?」て声が出た。この「えっ」の出方は『旅をする練習』のときにもあった。どんな意味があったんだろ?てきなことを考えるのも楽しい。 続く「未熟な同感者」では言ってることが難しい部分も多く(引用が...

難しながらも面白かった。謎の男と大叔父が最後帰ってっこなかったとなったときは普通に「えっ!?」て声が出た。この「えっ」の出方は『旅をする練習』のときにもあった。どんな意味があったんだろ?てきなことを考えるのも楽しい。 続く「未熟な同感者」では言ってることが難しい部分も多く(引用が多くある)いったりきたりを繰り返すもやっぱり分からないことも。でも今はそのままにしてもよくて、後で読み返したときに少し近づけるかもしれないという期待もありつつ、再読しつづけたい作品だなと思った。読むことと書くことが一緒になることを完全な同感者というなら自分はずっと未熟な同感者だ。そもそも完全な同感者になりえるのか?という疑問ももちつつ・・・。とにかく読み終わった後この作品について色々と考えてしまう読み応えのある一冊でした。

Posted by ブクログ

2025/09/04

老人ホームに大叔父を送り届ける列車内で 主人公に話しかけてきた 読書遍歴の膨大な男の本当の目的は? という話だから 当然のように書籍に対する蘊蓄が 繰り広げられるわけですが。 この鼻につく男はなぜベタな大阪弁なのか。

Posted by ブクログ

2025/01/27

読むことと書くことが主題の二編が収められ、どちらも夥しい引用が全体を支える。読むことはインプットで、書くことはアウトプットと考えるが、本当にそうだろうか。我々は、読みながら文章を書き、書きながら読んでいるのではないか。読むことと書くこと――読み手と書き手の境界線は何処にあるのか?

Posted by ブクログ