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スワン 角川文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
| 発売年月日 | 2022/07/21 |
| JAN | 9784041127575 |
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スワン
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商品レビュー
3.9
109件のお客様レビュー
『爆弾』シリーズで話題の呉勝浩の一作。 正直、個人的には爆弾よりも好みであった。 埼玉県東部に位置する架空の都市、湖名川市。 その顔とも呼べるショッピングモール『スワン』で無差別銃撃事件が発生。 死者21名、重軽傷者17名という未曾有の大惨事を 生き延びた高校生の片岡いずみ。 ...
『爆弾』シリーズで話題の呉勝浩の一作。 正直、個人的には爆弾よりも好みであった。 埼玉県東部に位置する架空の都市、湖名川市。 その顔とも呼べるショッピングモール『スワン』で無差別銃撃事件が発生。 死者21名、重軽傷者17名という未曾有の大惨事を 生き延びた高校生の片岡いずみ。 彼女は同じ事件の被害者で同級生の古舘小梢から 保身のために他人を見捨てたと暴露される。 被害者から一転して非難の的になったいずみの元に一通の招待状が届く。 5人の事件関係者が集められた「お茶会」の目的は、 同じ事件の被害者である吉村菊乃の死に関する謎を明かすことだった。 あらすじから漂う傑作の予感。その予感はズバリ的中していた。 目も覆いたくなるような凄惨な無差別テロの描写は、 ものの冒頭70ページで幕を下ろす。 そう、この物語のメインは事件のその後なのである。 犯人ではなく、その被害者に焦点を当てた内容。 まさに罪とは、罰とは、一体何なのかと思わずにはいられない。 盛り上がる速度、謎の残し具合、そして伏線と、 全てが噛み合っていて読み手のこちら側もスピーディーになる。 お茶会の真実、全ての点が線になった瞬間はやはりゾクっとした。 そういう瞬間を求めて小説を読むんだなと改めて思わせてくれた作品。
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面白かった!!事件の真実がが気になってしまい、ノンストップで読みました。読み進め、真相が分かるにつれ登場人物の印象が一気に変わる。読後感も良かったです。 二人のオデット&オディールが見たい!!
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
客がごった返す大型ショッピングモールで起きた凄惨な無差別銃撃事件。序盤に犯人死亡となるがそこからが本作の本題。この事件の時に誰が何を考え、どう行動していたのか。それが分かったからといって犠牲者が戻ってくるわけではないが何があったのかを知らないとこの先の人生を踏み出せない。 色々な視点でその日が紡がれていく。 うまく表現できないけど記憶に強く残る作品。
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