#真相をお話しします

結城真一郎(著者)

• 販売会社／発売会社: 新潮社
• 発売年月日: 2022/06/30
• JAN: 9784103522348

商品レビュー

2024/11/08

5話からなる。
40～50ページほどの話なのだが､
起承転結の最後が､いつも､そう繋がって行くのだと………

残酷的シーンもあり､ちょっと､怖い！と感じながらも､短編で､読み終える。
長すぎると､読みたく無くなるだろうギリギリの所で最後のオチが､つく。

まだまだ若い作者結城真一郎氏､精子提供､マッチングアプリ､YouTuber　など､今の背景を題材にしていて､最後の拡散希望など､
それに対して､殺人が､容易に行われていることに､少し不安を感じながら､本を閉じた。

2024/11/05

惨者面談
どんでん返しは蛇足に感じた。少年が母親を殺され、死体と現場の処理をさせられていた部分がグロテスクで怖かったけどそれが関係のない強盗でしたとなると不自然だし興醒め。

ヤリモク
お気に入り。どんでん返しの予測がつかなくて展開が面白かった。ただ最後のオチが娘が美人局してましたは弱いかな。

パンドラ
色々なミスリードを誘う文があるけどオチが弱い。

#拡散希望
めっちゃ面白い。ゆたぼんとか見てたら現実味ある。子どもをネタに再生回数を稼ぐYouTuberなんてそれほど珍しくないし、ゆたぼんや捨て猫系YouTuberなどなど見ていたら過激、非道徳的、人権軽視なチャンネルは山ほどある。非現実的な内容だけどどこか現実と地続きになっていてリアリティを感じる。

2024/10/29

テレビでもあちこちで取り上げられていたので期待値大で読んでみた。5話からなる短編集でそもそもが短いお話の中、設定や謎に始まり1度目の真相からのどんでん返し(を狙った真相)と、色んなものを詰め込んでいるのでどこか物足りなさを感じ不完全燃焼気味。そして真相なども読めてしまうのでそこまでの驚きはなかった。ただ、こんなことあったら怖いよね〜ってゾッとする。マッチングアプリやリモートなどここ何年かの流行りも取り入れてるので新しさも感じ楽しめる。サクッと読めるので普段あまり本・ミステリを読まない人が楽しめそうな軽さ。