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狩場の悲劇 中公文庫
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狩場の悲劇 中公文庫

アントン・チェーホフ(著者), 原卓也(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2022/06/22
JAN 9784122072244

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商品レビュー

3.2

7件のお客様レビュー

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2024/05/20

 チェーホフと言えば短篇と戯曲というイメージだが、そんなチェーホフが書いた唯一の長編小説。しかもそれは、殺人事件が発生し、調査があって、遂には犯人が示されるという推理小説的なもの。    自分が書いた経験談を出版して欲しいと新聞社に持ち込んだ男と、新聞社の編集者とのやり取りがあっ...

 チェーホフと言えば短篇と戯曲というイメージだが、そんなチェーホフが書いた唯一の長編小説。しかもそれは、殺人事件が発生し、調査があって、遂には犯人が示されるという推理小説的なもの。    自分が書いた経験談を出版して欲しいと新聞社に持ち込んだ男と、新聞社の編集者とのやり取りがあって、編集者は一応その小説を読むこととした。そして、その小説が「狩場の悲劇(予審判事の手記より)」というもの。語り手である予審判事の男が住んでいるところに、領地を持つ伯爵が久し振りに帰ってくる。そんな彼らの前に、狂人の父と暮らす美しい娘が現れるが、彼女は伯爵の執事を務めるかなり年上の男のプロポーズを受け入れた。こうした登場人物の男女関係の中で、一体何が起こるのか、どんな悲劇が起きたのか。    確かに、小説ではガボリオ(当時流行していたフランスの探偵小説家)に言及していたりするので、チェーホフがミステリを意識していたのは間違いないだろうし、ミステリとして読んでも、当時としてはかなり斬新なトリックが使われていて興味深い。ただ、”謎解き”を主眼としてこの小説を書いたというよりは、登場人物の心理の真相は何なのかを読者に問い掛けようとしたのではないだろうか。  本書の前半は、自堕落な貴族の生活、結婚を巡る男女の交際や駆け引きの様子、身勝手な登場人物の心情描写など、いかにもなロシア小説の描写が延々と続き、なかなか読むのが捗らなかったが、事件の発生する当日、227頁からは一気読みになった。  解説者の読みも参考になるが、いろいろな「読み」の可能な、面白い小説だと思う。    

Posted by ブクログ

2022/10/24

帯に「前人未踏の大トリック」とあるので読んでみたのだけど、、正直に言うと「このあとどんな仕掛けがあるんだろう…残りページ少ないけど、、」のまま終わってしまいました。。まぁでも、歴史的なものですよね、”あの作品”より早く世に出ているらしいので。あと、主要登場人物の誰にも共感できなく...

帯に「前人未踏の大トリック」とあるので読んでみたのだけど、、正直に言うと「このあとどんな仕掛けがあるんだろう…残りページ少ないけど、、」のまま終わってしまいました。。まぁでも、歴史的なものですよね、”あの作品”より早く世に出ているらしいので。あと、主要登場人物の誰にも共感できなくて読み進めるのがしんどかった。事件も中盤以降にならないと起きないので、そこもすいすい読めなかった理由かな。推理小説というよりは心理小説と思って読んだ方がいいと思います。

Posted by ブクログ

2022/10/20

ロシアの大・劇作家、アントン・チェーホフ(1860-1904)が残した 唯一の長編ミステリ小説『Драма На Охоте(The Hunting Ground Tragedy )』 (1884年)。 1880年4月某日、新聞の編集者である〈わたし〉に訪問者が。 紳士は小説の原...

ロシアの大・劇作家、アントン・チェーホフ(1860-1904)が残した 唯一の長編ミステリ小説『Драма На Охоте(The Hunting Ground Tragedy )』 (1884年)。 1880年4月某日、新聞の編集者である〈わたし〉に訪問者が。 紳士は小説の原稿を持ち込みに来たのだった。 〈わたし〉は気乗りがせず、 それを二ヶ月も放置していたが、 別荘へ向かう際に持ち出し、列車内で読んでみた。 実際の事件を元に綴られたという『狩場の悲劇』なる 小説の内容とは――。 【注】少しでも核心に触れそうな指摘を行うと    即ネタバレの恐れがあるので盛大にぼかします。 小説『狩場の悲劇』には、 予審判事と友人である伯爵を中心に、 彼らを取り巻く人々の怠惰な日常が綴られていた。 彼らは森番の若く美しい娘オーレリアを見初めたものの、 彼女が伴侶に選んだのは伯爵に仕える執事だった。 しかし、じきに嫌気が差したと言い出し、 彼女は予審判事と伯爵、双方に気のある素振りを見せ始めた。 そして、一同が狩りに出かけた先で彼女は凶刃に倒れ……。 枠物語の外枠、編集者〈わたし〉と訪問者の 丁々発止のやり取りが舞台劇の趣きを呈すところで 「なるほどチェーホフ」と唸らされた。 ※もう少し詳しいことは後程ブログで(ネタバレ必至)。 https://fukagawa-natsumi.hatenablog.com/

Posted by ブクログ

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