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「私」という男の生涯
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 幻冬舎 |
発売年月日 | 2022/06/17 |
JAN | 9784344039605 |
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「私」という男の生涯
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石原慎太郎さんの生涯を、ご自身で書かれた本。 面白かった。 豪放磊落というか、英雄ってこういう人のことを言うんだろうなあ、と読んでて思った。 自分の人生の光だけではなく影の部分も描写されて、すごいなと。 死についてたびたび想いを書かれており、それはおそらく誰もが思うようなこ...
石原慎太郎さんの生涯を、ご自身で書かれた本。 面白かった。 豪放磊落というか、英雄ってこういう人のことを言うんだろうなあ、と読んでて思った。 自分の人生の光だけではなく影の部分も描写されて、すごいなと。 死についてたびたび想いを書かれており、それはおそらく誰もが思うようなことを割と淡々と書かれていて、共感できた。
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避妊くらいしろよと思うが、自らの不倫の数々、それにより堕胎を強いた女性との遍歴を恥ずかしげもなく語る。文学的な言語感覚による自己寛容的態度は、一方ではまるで自らを物語の登場人物として正当化し、他方では死に怯えての懺悔にも見える。能力や資産に恵まれた故の世に馴染んだ傲慢さは今更気に...
避妊くらいしろよと思うが、自らの不倫の数々、それにより堕胎を強いた女性との遍歴を恥ずかしげもなく語る。文学的な言語感覚による自己寛容的態度は、一方ではまるで自らを物語の登場人物として正当化し、他方では死に怯えての懺悔にも見える。能力や資産に恵まれた故の世に馴染んだ傲慢さは今更気にもならないが、しかし、東日本大震災で放たれた「我欲への天罰」は当人の性欲まで含んだ発言だったとは。 正義感をもって読めば皮肉の一つも言いたくなるが、別に私は道徳的な読み手ではないし被害者でもないので、率直な感想を言うと、非常に面白かった。石原兄弟の磊落な生き様や昭和の生活、政治への関わり、そして先の赤裸々な女性遍歴。しかし、特に感銘を受けるのは、それら告白を貫く自らの老いに対し石原慎太郎の洗練された語彙で語られる「死との対峙」である。 ー なかなか起伏に満ちて面白いものだったかなとは思う。完璧には自由の利かなくなった肉体を抱えての日々の空虚さを他人は命あっての上の贅沢と…この後必ず到来するだろう「死」なるものを想いながら送る日日の空虚さをどうやって埋めたらいいものだろうか。その前段の「老い」なるものはなんと空しく、忌々しいものだろうか。 ー 私の最後の船旅は退屈の内に終わってしまったが、その余波は未だ続いていて、私は日々ただ茫漠と暮らしているようだ。己の死という最後の未来、未だ来らざるものに向かって漠然と歩みつづけている。私は自著『巷の神々』でも綴ったように、小林秀雄やベルクソンのように人間にとって不可知なるものの力をじてはいるが、その認識は死後の来世なるものの存在にはどうにも繋がらない。その折り合いがどうにもつかぬままにいる。その苛立ち、その不安を何かがいつか解消してくれるのを願ってはいるが、結局それは人間にとっての最後の未来、最後の謎である私自身の死でしか解決してくれぬことなのかもしれない。この長たらしい懐旧も所詮、私自身へのなんの癒しにもなりはしなかったような気がするが。
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作家の文章なので、グイグイとは読めたけれど、女性に関してはずいぶんとひどいことをして来た人だと思いました。イラチでワガママな人だったと思う。繰り返す語尾の「なんとかであるが」も、誰か直してあげる人はいなかったのかと思う。
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