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宝石商リチャード氏の謎鑑定 少年と螺鈿箪笥 集英社オレンジ文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2022/06/17 |
JAN | 9784086804516 |
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宝石商リチャード氏の謎鑑定 少年と螺鈿箪笥
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商品レビュー
4.1
18件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ラスト、エピローグ。 「ヴィンスさぁぁぁぁん!!!!!うぉぉぉぉ!!」と叫びたくなりました。 久々のシリーズ読了、そして久々の連作短編形式、とても面白かった! 視点がみのるくん視点に変わったことで、とても新鮮になり、また正義くんの成長、見え方も印象的でした。シリーズを通して読んでいるからわかるネタがあり、締め付けられるような気持ちもある。 沢山のフレーズも響き、三部としては始めのノリが良いと感じました。 ******************************** 以下、響いたフレーズ一覧(長いです) P.58リチャード 「人は、本当に望まない場所に行くことはできません。肉体的に移動することはできるとしても、魂の伴わない場所には、その人は本当の意味で『赴いている』わけではないのです。イギリスで生活していた頃の私の魂が、(中略)書の世界に遊離していたように」 P.68正義 「そんなにいつも大丈夫じゃなくていいよ」 P.94正義 「俺は、自分が『友達になりたい』って思う人と友達になりたいけど、誰でもいいから友達になりたいとは、あんまり思わないな。友達が少なすぎるのは嫌だって人もいると思うけど、俺は逆に、友達が多すぎても嫌なことがあると思う」 P.102正義 「同情されるのって嫌だよな(中略)俺は運がよかったんだよ。俺には母親だけじゃなくて、近くにはばあちゃんもいたから。ばあちゃん大好きだったし(中略)うん、時々すごく会いたくなる」 P.118リチャード 「水は、もとの形に戻ることはありません。常に動き続けている。同じ場所、同じバケツで海の水をすくったとしても、同じ水ではないのと同じです。これは人間のありかたにも通じる話です(中略)くだいて言えば、『今日のあなたと明日のあなたはちょっと違う人』ということです」 P.118リチャード 「人間は成長する生き物です。(中略)小さなスパイスであっても考え方や感じ方は変化している」 P.119リチャード 「裏を返せば、変わり続けることこそが人間の本質とも言えるでしょう。何故ならこの世界とまたたえず変化し続けているのですから」 P.234正義 「時間は戻らないよ。でも、もっと何かできたんじゃないか(中略)って、ずっと考えてる」 P234みのる 「あの、それ、時間の無駄です(中略)『時間の無駄』っていうのは、お母さんの口ぐせなんです。『過去はやり直せない。くよくよしても、時間の無駄』って」 P.292地の文 ワンダフル・インクレディブル・リチャードさま P.294地の文 リチャードは優しい。俺が知る限り誰よりも。 P.295リチャード 「ではあなたの幸せは、私の幸せの隣に座っているのでしょう」 P.298リチャード 「ご心配なく。何の心配もありません(中略)私は辛抱強い。あなたが言うべきことがあるというのなら、百年でも待ちましょう」 *********************************
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シリーズ第3部! 第3部では、正義が日本に戻ってくる! 今回のメインとなる人物は、中学1年の霧江みのるという男の子。 横浜市の公立中学校に通うみのるの元へ、正義がやってくる。 みのるは正義のことを知らない。 正義は自身のことをみのるの親戚、という。…どういうこと?? 本作ではい...
シリーズ第3部! 第3部では、正義が日本に戻ってくる! 今回のメインとなる人物は、中学1年の霧江みのるという男の子。 横浜市の公立中学校に通うみのるの元へ、正義がやってくる。 みのるは正義のことを知らない。 正義は自身のことをみのるの親戚、という。…どういうこと?? 本作ではいわゆる「宝石」ではなく、螺鈿細工が登場する。表紙のイラストは、まさに螺鈿細工! 精神疾患を持つ母、生死不明の父。曲がりなりにも裕福とは言えない暮らし。 そこに登場する正義は、さながらあしながおじさん。 言葉にできない怒りなのか、悲しみなのか、胸に広がるもやもや。 それを受け止め、心の奥底にあった「愛してほしい」「大切にして欲しい」という思いに応えてくれたのは正義だった。 誰よりも愛して欲しかったのは母だが、自分のことなど視界に入っていないんじゃないか。 しかし、そうではなかったことをみのるは知る。 優しさと愛に溢れたシリーズ、次作刊行が楽しみだ。
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あんまり宝石商と関係ないエピソードが多いのと、時間がどれくらい経過したのかよく分からないので、モヤモヤしながら読みました。何か読み飛ばした巻があるのかと思うくらい。
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