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広重ぶるう
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広重ぶるう

梶よう子(著者)

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広重ぶるう

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2022/06/01
JAN 9784103368540

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商品レビュー

4.2

24件のお客様レビュー

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2024/09/16

初めての作家さん。タイムラインに流れてきた感想を読み、先日たまたま観たドラマの原作本だと気づいて本棚登録。 ドラマでは「広重ぶるう」によく焦点が当てられていたが、本作では必ずしもそこにのみ強い想い入れがある描かれ方ではなく、才ある絵師がしのぎを削る江戸末期に、苦しみながら自分の道...

初めての作家さん。タイムラインに流れてきた感想を読み、先日たまたま観たドラマの原作本だと気づいて本棚登録。 ドラマでは「広重ぶるう」によく焦点が当てられていたが、本作では必ずしもそこにのみ強い想い入れがある描かれ方ではなく、才ある絵師がしのぎを削る江戸末期に、苦しみながら自分の道を模索していく安藤広重(重右衛門)の半生が、やや乾いた筆致で辿られていた。 先に映像を観ていたので、どうしても俳優さんの姿が重なってしまったが、違和感なく読み進められたのは幸いだった。

Posted by ブクログ

2024/08/30

内容は良い! 文庫の字が薄くて単行本を買ったんだけど、文庫で修正が入ってることに気づいた。文庫化で修正したなら文庫本の最後に「文庫化にあたり加筆・修正しました」って書いてあると思ってて、文庫を買う目安にしていたのだけど、新潮文庫は書いてないのかな?

Posted by ブクログ

2024/07/24

梶よう子さん著「広重ぶるう」初読みの作家さん。本年1月にドラマ化されておりそのドラマが面白かった為原作も読んでみた。 ドラマを観ていたためイメージが持っていかれてしまいどうしても広重は阿部サダヲさん、女房の加代は優香さんで読み進めてしまう。 この二人の夫婦役のキャストがドラマで...

梶よう子さん著「広重ぶるう」初読みの作家さん。本年1月にドラマ化されておりそのドラマが面白かった為原作も読んでみた。 ドラマを観ていたためイメージが持っていかれてしまいどうしても広重は阿部サダヲさん、女房の加代は優香さんで読み進めてしまう。 この二人の夫婦役のキャストがドラマでは絶妙で特に優香さんのキャスティングは最高のはまり役だったと思っている。 物語は浮世絵師歌川広重の半生が描かれている。広重の根っからの江戸っ子特有の人情味溢れる親しみ易さと絵に込める情熱が伝わってくる。それを支える女房、版元、師匠、身内、弟子達。広重が出世と共に重宝したベロ藍(広重ブルー)の経緯等も描かれおり、また「東海道五十三次」や「名所江戸百景」等のシリーズ物(連作)がどういった経緯状況で描かれていたのかも分かり非常に面白い作品だった。葛飾北斎が彼ら歌川一派からみてどういう存在だったのかも描写されておりその相関性も面白かった。そして何より広重と加代の夫婦間の幾つものエピソードが凄く感動的だった。 自分も浮世絵だけではないが美術品(特に仏像)や重要文化財、国宝等々を観るのが好きで結構な頻度で美術館や博物館に足を運んでいる。 5年位前だったと思うが原宿の太田記念美術館にて広重没後160年に合わせて催された名所江戸百景、全120図を前期後期とも観に行った。他にも手帳のような紙に下書きしたような下絵も展示されており凄く楽しめる催事だった。その事も思い出しながら今作品を読んでいた。 調べてみたら本年10月よりその太田記念美術館にて「広重ブルー」と銘打たれた特別展が催されるとの事。 まだ先の事なのでどうなるか分からないが、できれば今回も前期後期の2回観に行ければと今の段階では思っている。本作品を読んだ後で広重作品をみたらどういう風な別の感覚で観れるのか?楽しみにしている。

Posted by ブクログ

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