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新しい声を聞くぼくたち
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2022/05/26 |
JAN | 9784065277423 |
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商品レビュー
3.8
9件のお客様レビュー
フェミニズム論の立場から映画、漫画などサブカルチャーを評論する。面白いのは、そこから推測されるような、サブカルチャーに現れるミソジニー的傾向を明らかにする、わけではないことだと思う。むしろ、本書の主眼は、現代的な価値観の中で望ましいとされるケアする男性、イクメン的男性が、アッパー...
フェミニズム論の立場から映画、漫画などサブカルチャーを評論する。面白いのは、そこから推測されるような、サブカルチャーに現れるミソジニー的傾向を明らかにする、わけではないことだと思う。むしろ、本書の主眼は、現代的な価値観の中で望ましいとされるケアする男性、イクメン的男性が、アッパーミドルの価値観=ネオリベラリズムと結びついているのではないかという問題提起にあるのだと思う。もちろんそういったフェミニズム的な価値観を否定するわけではなく、ポストフェミニズム的な状況からこぼれおちるものがミソジニーに結びついてしまう現状があることで議論を一歩進めている。障害者の負う障害が「個性」とみられることで障害者への支援が削減され、働ける障害者と働けない障害者の間での区別がなされるようになるという議論も背景にあるというのもはっとさせられる。ただ、当然ながらフェミニズム以前に戻ればよいという話ではなくその次を見据えてどうしたらという点については、自分の理解不足もあって見通せていないのではないか、とも思ってしまった。
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差別や抑圧の解消を目指す言説が「新自由主義的な罠」に絡め取られがちなことに警鐘を鳴らす。そのために「脱構築」を繰り返し、良い意味でも悪い意味でも「めんどくさい」議論になっている。「男性性」の描かれ方を多くの小説・映画・漫画等の物語分析を通して論じている。ただ、知らない作品も多く、...
差別や抑圧の解消を目指す言説が「新自由主義的な罠」に絡め取られがちなことに警鐘を鳴らす。そのために「脱構築」を繰り返し、良い意味でも悪い意味でも「めんどくさい」議論になっている。「男性性」の描かれ方を多くの小説・映画・漫画等の物語分析を通して論じている。ただ、知らない作品も多く、知っている作品でも詳細は覚えていないものが多く、この本を頼りにそれらを見返す余裕とエネルギーがあるとよいのだろうが、とは思う。
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ポストフェミニズム時代ということになっている現代における男たちが、ジェンダー意識高い系と、むしろ男性が弱者になってしまったと嘆く残念系に別れてしまった現象を読み解く。 障害や新自由主義、クィアなど、あらゆる軸から、漫画やアニメ、映画を縦横無尽に論じていて、まず力量がすごいなと感心...
ポストフェミニズム時代ということになっている現代における男たちが、ジェンダー意識高い系と、むしろ男性が弱者になってしまったと嘆く残念系に別れてしまった現象を読み解く。 障害や新自由主義、クィアなど、あらゆる軸から、漫画やアニメ、映画を縦横無尽に論じていて、まず力量がすごいなと感心。バラバラのものだと思っていた作品たちが、集まって線になっていく感覚がある。 そして現状をシニカルに分析して終わりというのではなく、今後私たちはどうするべきかについての筆者の主張が「おわりに」に書いてある。熱量。
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