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MOMOYO'S MAGIC BOOK 龍と宇宙とつながる7つの新魔法
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MOMOYO'S MAGIC BOOK 龍と宇宙とつながる7つの新魔法

MOMOYO(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2022/05/26
JAN 9784046055163

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2023/02/09

著者が能力者とは思えませんでした。 だが、経営者としては有能なのは間違いない。 とくに教祖的ポジションを確立する手腕に長けています。 まず本書では自分の権威付けをしっかりとやってのけてます。 エネルギーが突然、自分に入り込んで来たストーリーを語り、自分は「宇宙から選ばれしもので...

著者が能力者とは思えませんでした。 だが、経営者としては有能なのは間違いない。 とくに教祖的ポジションを確立する手腕に長けています。 まず本書では自分の権威付けをしっかりとやってのけてます。 エネルギーが突然、自分に入り込んで来たストーリーを語り、自分は「宇宙から選ばれしものである」ということを読者に印象付けます。 そして、自分が話している高次元存在というものに根拠を与えるために、 「私に話しかけているのはサナトクマラです」と出典を明確にして読者の安心を買う。 どこの馬の骨か分からない高次元存在では、読者やクライアントを増やすのに不安があったのでしょう。いまはみんなアシュタールだのバシャールだの、ハッキリ言いますもんね。 それから、幼少から龍と話が出来ていたというストーリーも絡めて、 龍とも話ができて、しかもいつも龍が自分の側で見守っているという、信者なら涙を流して読むであろう、選ばれし能力者であることを印象付ける物語が序盤で語られます。 さらにこの著者は時流を逃すことはしません。「魔法」というキーワードがスピリチュアル界隈ではやり出すと、すぐに自分も「秘伝の魔法を教える」という内容で本を出して(つまり、本書です)スピリチュアル界に名を知らしめるという辣腕さ。ほんとに有能ビジネスマンですね。 しかし、MOMOYO様を信じたい人たちは、 この本からにじみ出る著者の人間性について注目した方がいいかも知れません。 まず、著者のセミナーに来たとあるビジネスマンに対する扱い。 そのビジネスマンは真剣に「15億円を手に入れる必要がある」と思って藁をもすがる気持ちでセミナーに来たかも知れないのに、MOMOYO氏はこのビジネスマンを俎上にあげて「3次元でお金を求めると目覚めから遠ざかる云々」と、このビジネスマンを反面教師扱いで書いています。 もうひとつ、MOMOYO氏のとある理系職の友人に対する扱い。 理系職の友人2人を比較し、片方を批判的に見ています。 一方の理系職の友人はMOMOYO氏のスピリチュアルな返答を理解できずそこで会話が終わってしまうと嘆き、”波動の高い”べつの理系職の友人はスピリチュアルな返答を理解できると書いてます。 MOMOYO氏に近しい人たちならば、ここで書かれた「いつも会話の続かない波動の低い友人」が誰か分かるでしょうし、書かれた本人はこういう書き方をされて気分を害するかも知れませんね。 MOMOYO氏は思いやりに欠けた人だなぁ~と、本書を読んでつくづく思いました。 あと、ハートに意識を持って行くエクササイズなんかドランヴァロ氏の模倣に過ぎないのではないか。ハートの空間、という概念あたりはドランヴァロ氏の方がもっと高度なので、 中途半端にMOMOYO氏のやり方でやらない方がいいと思いました。 ドランヴァロ氏はハートに意識を持って行く過程において、注意点や不測の事態のことに関して事細かに書いてましたが、この本にはそんなものはありません。 本書を読んでの感想としては、スピリチュアル界に蔓延るエセヒーラーの一人、そんな印象しか持てませんでした。 エセなだけに、あの手この手で色んなものを取り入れて節操の無いヒーラーです。 ・エネルギー ・スピリット ・サマナクトラ ・龍 ・魔法 ・ハートの空間 ・インナーチャイルド なんでもござれ、使えるものならなんでも使う。 大学で心理学などを学んで心理学者としてやってきた経験すらないのに、いきなりインナーチャイルドを持ち出してその療法を語ってしまうのは頂けない。

Posted by ブクログ