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夜の少年
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夜の少年

ローラン・プティマンジャン(著者), 松本百合子(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2022/05/24
JAN 9784152101341

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商品レビュー

3.8

12件のお客様レビュー

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2023/07/05

父親の苦悩と悲しみが波のように襲ってくるように感じた。 ひとことで言うと辛い、だろうか。 妻を病気で亡くした後、二人の息子を育てる私、というように父親のひとり語りで始まる。 父親の気持ちが切々と綴られていて、父親の視点でしか知り得ない物語だったが、ラストの父さんへというフスの...

父親の苦悩と悲しみが波のように襲ってくるように感じた。 ひとことで言うと辛い、だろうか。 妻を病気で亡くした後、二人の息子を育てる私、というように父親のひとり語りで始まる。 父親の気持ちが切々と綴られていて、父親の視点でしか知り得ない物語だったが、ラストの父さんへというフスの手紙で胸を締めつけられた。

Posted by ブクログ

2023/04/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

些細な出来事の連続の先は夜だった。 ささやかに生きてきた真面目で朴訥な男性が、病気で妻を失い優しい長男との関係が少しずつ狂っていく。 毎日が「あのときこうしていたら」「ああしたほうがよかった」の連続で生きている。どこに生まれ生きていてもそれは不変なのかも。 フランスは政治が日常生活に密着していますね。読み始めは面くらいました。 帯文は重松清さん、重松作品が好きな人に読んでもらって感想を聞いてみたいなぁ。

Posted by ブクログ

2023/01/24

父親の気持ちが痛いほど伝わり苦しくなる。息子とどう接したら良いのか分からない父親の葛藤、逡巡が手に取るように分かる。 子どもと一心同体の蜜月時期を過ごした経験のある者ならば、子どもが見知らぬ他人のように理解できない存在になってしまう哀しみ、寂しさに共感してしまう。 子どもが親の求...

父親の気持ちが痛いほど伝わり苦しくなる。息子とどう接したら良いのか分からない父親の葛藤、逡巡が手に取るように分かる。 子どもと一心同体の蜜月時期を過ごした経験のある者ならば、子どもが見知らぬ他人のように理解できない存在になってしまう哀しみ、寂しさに共感してしまう。 子どもが親の求める姿の許容範囲を越えた時、失望し言葉を失う、会話は途絶え、沈黙…けれど見捨てることなどできない。親だから、子どもだから。 その関係は哀しい、けれど愛しい。

Posted by ブクログ

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