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三毛猫ホームズの十字路 角川文庫
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三毛猫ホームズの十字路 角川文庫

赤川次郎(著者)

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三毛猫ホームズの十字路 角川文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2022/05/24
JAN 9784041125953

三毛猫ホームズの十字路

¥220

商品レビュー

3

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2024/10/11

三毛猫ホームズシリーズ。 私が子どものときに、一時代を築いたミステリ小説シリーズ。 図書館で見かけて、「読んだことなかったな」と思い手にとってみた。 これは45作目とのこと。 最近の小説って、本当に上手で、過不足ないじゃないですか。 この小説の粗削り感、私には新鮮だった。 そ...

三毛猫ホームズシリーズ。 私が子どものときに、一時代を築いたミステリ小説シリーズ。 図書館で見かけて、「読んだことなかったな」と思い手にとってみた。 これは45作目とのこと。 最近の小説って、本当に上手で、過不足ないじゃないですか。 この小説の粗削り感、私には新鮮だった。 そもそもシリーズ自体初めて読むので、登場人物自体がわからない。 しょっぱなから、友人の別れ話に立ち会ってあげたら、相手の男に逆恨みされて爆弾仕掛けられて閃光により目が一時的に見えなくなる女性・片山晴美。 この女性がどうやらホームズの関係者らしい。 その晴美の兄である片山という刑事。これもホームズの関係者か。 ていうか、ホームズって本当に猫なんだな。てっきり「三毛猫ホームズ」という名(ハンドルネーム、通り名的な)の人間の名探偵が登場するのかと思っていたぜ・・・。 と、このように登場人物たちの初期設定を理解しようと読み進めるが、どんどん登場人物が増えていく。 爆弾仕掛けた男と、その母親。片山がその母親を追って行った先で出会った団地住まいの女性とその夫。団地に住む家族(夫婦と幼児、妻の父)。晴美が病院で出会う入院中の前科あり男。その男が自分の妹に違いないと思う女性とその家族。団地で婦女暴行(この言い方古すぎだ)犯と疑われる男。爆弾犯の母が出会うホームレスの医者と、その妻。別居している爆弾犯の姉と父、その父の元同僚の女。 もう!まじで!ドタバタがすごい! ホームレス医者とか、前科者の男とか、シリーズの過去作に出てきたりするのかな? 前科者の男は片山刑事を知っていて恨んでいるようだし、起訴されたものの一部認定落ちの判決だったようだから、片山刑事の捜査手腕ってどうなの・・・と思ったり。 最終的には「最初の爆弾事件どうなった?」ってくらい、まったく別の事件の話になった。 団地でおきた不幸の連鎖を、片山とホームズたちは止めることができるか?と書いてあるけど、まぁ最後まで読んだけど、止められなかったね。 不幸は行き着くところまで不幸となり、どんぞこまで行き、それ以上進めない場所でようやく停止した感じ。 「思わぬ結末を迎える」というアオリも、その通りで、読み始めたときは爆弾事件の話だと思うから、まさかこんな話に着地するとはね・・・。 一時代を築いたシリーズものを読んでいないというのは人生の心残りになりそうなので、読んでみて良かった。ライトノベルの先駆けという感じ。 この荒々しい感じがちょっと癖になりそうで、またこのシリーズ読むかも。

Posted by ブクログ

2023/02/09

三毛猫ホームズシリーズ、初読了。 勝手にもっとゆるい事件が起きるイメージがあったけど、内容としてはかなりヘビー… なのにジェットコースター並みに次々に事件が起きるので、読了後はなぜか爽快な気分に。 一気読みしたい時に重宝しそうです。

Posted by ブクログ

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