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歴史とは何か 新版
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2022/05/17 |
JAN | 9784000256742 |
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商品レビュー
4.1
22件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2022年出版の新版とのことで、もとはE.H.カーが、1961年のケンブリッジ大学での連続講演をまとめたもの。 本書によると、この書籍の第二版が構想されていたものの、序文を書き残して1982年にカーは亡くなってしまう。第二版の構成に関するメモなどが紹介されている「カー文書より」の部はとても興味深い。初版から20年ほどたって世界の情勢も変わる中、歴史とは何か、という彼の歴史観、歴史哲学にどのように変化があるのか、第二版が読めないのはとても残念だけれど、さらにその後40年経った今、彼が次版を完成させるならば、どのような論稿になるだろう、と考えたりもしてしまう。 第二版の序文では、 初版時は彼の思想にも大きく影響を与えたロシア革命、中国革命の大きな衝撃を受けながらも、戦後復興の良い兆しがみられる中、西洋世界には楽天観があった、としつつ、 第二版執筆時に漂う人類絶滅やこの世の終わりといった悲観は、「エリートの産物」だと論じています。 _今日の懐疑と絶望の波、すなわち前方に破滅と衰退しか見ないで、進歩を信じるのも、人類のさらなる前進を期待するのも不条理だとして片づけるような懐疑と絶望の波は、エリート主義の一つの形である。この危機によって安全と特権がじつに著しく浸食されたエリート社会集団の産物、かつての文句なしの世界覇権が砕け散ってしまったエリート国の産物なのである。 そして、 _以下のページでわたしは、西洋の知識人たちの主流の動向から、とりわけ今日のイギリスにおける主流の動向から距離を保ち、彼らがどのように、またまぜ迷走しているのかを明らかにしたい。そして、楽天的とまでは行かなくとも、せいぜい正気でバランスのとれた未来への展望を打ち出したい。 という文で序文が終わっている… … 彼が亡くなる2,3年前に書かれた自叙伝も収録されています。 その中で、カーは「決定的な歴史感覚をわたしにもたらしたのは、ロシア革命であった」といっています。外務省勤務のラトヴィア・リガの二等書記官時代、ロシア文学、そしてマルクスから多くを吸収し、書評、論稿がいろいろと執筆されている…。 また、昔私も大学時に読んだ『危機の20年』(1939年出版)では、国際関係論でのリアリズムの原理を論じた一方で、少しそのリアリズムを恥じて、「一種リベラルなユートピアにちょっと社会主義が交じった」『平和の条件』(1942年出版)を書いたという。 その後、情報相で新聞紙の仕事をする中、第二次世界大戦があり、これにはショックで思考マヒした、と。 希望と絶望のあいだに揺れながらも、 _ことによると世の中は、なにごとにも意味を認めない冷笑家と、未来へ向けての壮大で検証不可能な想定を根拠に、ものごとに意味を認めるユートピアンとに二分されているのであろうか。私はユートピアンの側につく ユートピアンは、個人の利害と普遍の利害を和解させる、として、アダム・スミスとカール・マルクスの洞察力を挙げる。 _思うに、わたしのユートピアは「社会主義的」と呼ぶべきもので、この限りでわたしはマルクス主義である。…西洋のプロレタリアートは西洋のブルジョワ資本主義の末裔であり、次の段階の世界革命の担い手とみなすことはできない。そう考える点で、わたしは一個のマルクス主義者ではないと思う。 歴史観は、世界観でもあり、1人のイギリス人知識層・エリートとして、どう自身を位置づけ、どう関わっていくか、という姿勢でもあり、当時やその後の歴史家や政治家を含め、多くの人々に影響を与えているのだろうと思いました。
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E・H・カーの『歴史とは何か』は私たちが当たり前のように受け取っている「歴史」というものについて新鮮な見方を与えてくれます。 歴史を学ぶことは「今現在を生きる私たちそのものを知ることである」ということを教えてくれる貴重な一冊です。この本が名著として受け継がれているにはやはりそれ...
E・H・カーの『歴史とは何か』は私たちが当たり前のように受け取っている「歴史」というものについて新鮮な見方を与えてくれます。 歴史を学ぶことは「今現在を生きる私たちそのものを知ることである」ということを教えてくれる貴重な一冊です。この本が名著として受け継がれているにはやはりそれだけの理由があります。ロシア・ウクライナ情勢に揺れている今だからこそ読みたい名著中の名著です。
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https://note.com/turedurethink/n/n344bc7170a88 → いつか再読しよう。
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