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日本史サイエンス(弐) 邪馬台国、秀吉の朝鮮出兵、日本海海戦の謎を解く ブルーバックス
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2022/05/19 |
JAN | 9784065280829 |
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日本史サイエンス(弐)
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商品レビュー
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27件のお客様レビュー
造船一家に育ち、本人も造船に深く関わる筆者が、船と海戦を中心に日本の歴史(邪馬台国~日本海海戦)を追う。 船の構造や速度など、技術面から日本史と海戦を検証するという視点が他の歴史ものと違い、面白い。日本人のモノづくりへのこだわりと技術力が発揮されてきた歴史がわかる。船底にへばり...
造船一家に育ち、本人も造船に深く関わる筆者が、船と海戦を中心に日本の歴史(邪馬台国~日本海海戦)を追う。 船の構造や速度など、技術面から日本史と海戦を検証するという視点が他の歴史ものと違い、面白い。日本人のモノづくりへのこだわりと技術力が発揮されてきた歴史がわかる。船底にへばりつく海洋生物が船の運行に大きく影響を与えるというのは初めて知った。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
サイエンス専攻の日本史好きとして、この手の文理融合な話は大好物。著者は船舶工学を長らく専門とされてきた方で、日本史の様々なエピソードを船を中心に科学的に検証されている。 たとえば邪馬台国がどこにあったのか、ということで、当時の船舶技術から丸木舟を使った朝鮮半島との往来について、対馬海流の存在から但馬~出雲地方に重要な海洋拠点(投馬国)があったと説く。そこから西に行けば九州説となり、東に行けば近畿説となる。 また日露戦争における日本海海戦で帝国海軍がバルチック艦隊を撃破した「東郷ターン」と呼ばれる丁字戦法についても、ロシア側の石炭過積載と船底に付着したフジツボなどの影響でバルチック艦隊の機動力が低下していたことが指摘されている。いずれにしてもなるほど~という話だ。 そして糸魚川を中心に翡翠が獲れたために、それらと交換で朝鮮半島からの鉄を輸入していたという説は、日本海側にこそ高度な文明がいち早く興っていた理由を裏付けるものだ。いずれにしてもロマンをロジカルに裏付けていくのは、個人的にもやっていきたい分野である。
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長いこと積読状態にあったけど、突然思い立って一気読み。私が若かった頃、こんな視点で歴史を学ぶ機会が有ったなら、歴史はもっと興味深く、面白かっただろうに、、、 是非、若い人達に読んでもらいたいものだ。そして、感想を聞かせてもらいたいものだ。
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