認知バイアス大全 「脳のクセ」に気づけば、見かたが変わる

川合伸幸(監修)

• 販売会社／発売会社: ナツメ社
• 発売年月日: 2022/05/18
• JAN: 9784816372070

商品レビュー

2024/08/30

どの章も身に覚えしかないような身近な例ばっかりで、なるほど！！！の連続。
心理学って、その現象が真実すぎてぐうの音も出ないときあるよね。自分の脳みその仕組みに自分の意思で打ち勝てない、ということを認めざるを得ない。それが非常にしんどい部分もあった。だけど本を通したメッセージは、バイアスを知ってコントロールしよう、というようなもの。
客観的に実験結果や言葉の説明をしているだけのようにみえて、著者の方の想いが強く伝わってくる良書。全ページの下にひとことが載ってるんだけど、そこがもうこの本の意図ダダ漏れ。いい意味で。バイアスで「人を傷つけることがある」「情報を歪めて受け取ってしまうことがある」ことを知ってほしい、つまり「差別や偏見をしてしまう脳の構造を知って、意識的にセーブできるようになろうね」、ということ。
監修の川合伸幸先生、好きだわ。
本当に楽しかった。図書館で借りたけど、買って持っておきたい。

面白いと思ったのは「連語錯誤」→確率より思い込みの方が正しいと思う。
昔から扱いが難しいのは「ポジティビティ・バイアス(ポジティブイリュージョン)」
ネガティビティ・バイアスと多様性は強制が難しい

2024/08/30

自分はバイアスかかりすぎ！と、思えた本。
でも、バイアスは悪いことじゃなくて、誰しもが必ずしももっているもの。自分の思考に気づけてよかったし、なにより他者と関わるときに第三者的目線で考えを持つことができるようになった(気がする。まだ読み終わったばかりなので…。)。

2024/05/06

1テーマ見開き1ページで、様々な認知バイアスについて網羅的に解説している。
その特性上、一つ一つのバイアスについては深く知ることは出来ないが、「こういうバイアスがあるのか」ということを知ることができるため、非常にためになった。