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事件から読みとく日本企業史
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事件から読みとく日本企業史

武田晴人(著者)

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事件から読みとく日本企業史

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 有斐閣
発売年月日 2022/05/14
JAN 9784641165953

事件から読みとく日本企業史

¥990

商品レビュー

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2024/06/11

小野組破綻―曖昧だった営業の自由 日本郵船誕生―政争に巻き込まれた政商 足尾鉱毒事件の裏側―企業と地域社会 株主の異議申し立て―物言う株主 日糖事件―暗躍する「悪徳重役」 綿業総解合―市場の暴走 三菱・川崎争議―協調的労資関係の起源 東京電灯の経営破綻―株式会社亡国論の背景 経済...

小野組破綻―曖昧だった営業の自由 日本郵船誕生―政争に巻き込まれた政商 足尾鉱毒事件の裏側―企業と地域社会 株主の異議申し立て―物言う株主 日糖事件―暗躍する「悪徳重役」 綿業総解合―市場の暴走 三菱・川崎争議―協調的労資関係の起源 東京電灯の経営破綻―株式会社亡国論の背景 経済統制と企業活動―「営利目的」は必要か トヨタ争議―日本的経営・協調的労使関係の源流 三池争議と労働組合―協調的労使関係への最終局面 住友金属事件―行政指導と企業 公害と企業の社会的責任―長く放置された被害者 IBMスパイ事件と東芝事件―対外貿易摩擦と日本企業 投機的利潤追求と金融システム―住専問題を生んだ狂乱 山一證券の自主廃業―甘い期待が招いた失敗

Posted by ブクログ

2022/07/09

戦後の話はどこかしらで見聞きしている事件が中心だが、明治時代の話は意外な点が多かった。 江戸時代からの知恵として、政治に振り回されるリスクへ備えるべく、暖簾分けでリスク隔離を進めていた、という整理は新鮮だった。 1921年の三菱•川崎争議の章を読むと、ロシア革命後の各国での労働...

戦後の話はどこかしらで見聞きしている事件が中心だが、明治時代の話は意外な点が多かった。 江戸時代からの知恵として、政治に振り回されるリスクへ備えるべく、暖簾分けでリスク隔離を進めていた、という整理は新鮮だった。 1921年の三菱•川崎争議の章を読むと、ロシア革命後の各国での労働者懐柔努力がよく分かる。赤化の可能性が客観的にどの程度あったのか分からないが、少なくとも当時リアルタイムで生きていた人にとっては、将来の不安定さ、は今の比ではなかったろうと思う。

Posted by ブクログ

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