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日本書紀の鳥 学術選書104
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日本書紀の鳥 学術選書104

山岸哲(著者), 宮澤豊穂(著者)

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日本書紀の鳥 学術選書104

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 京都大学学術出版会
発売年月日 2022/05/16
JAN 9784814004058

日本書紀の鳥

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商品レビュー

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2024/01/02

非常に面白い。一昨年、発売日に買ってすぐ読んでたんですが、別枠で書いたので、こちらには書かずに温めてた書籍(笑)。専門分野なので、特に程よい歯応えに感じるのかもしれないが、難しくもなく、かとって幼稚でもない、非常にええ感じ。中高生でも興味の方向がこちらなら、めちゃ楽しめると思う。...

非常に面白い。一昨年、発売日に買ってすぐ読んでたんですが、別枠で書いたので、こちらには書かずに温めてた書籍(笑)。専門分野なので、特に程よい歯応えに感じるのかもしれないが、難しくもなく、かとって幼稚でもない、非常にええ感じ。中高生でも興味の方向がこちらなら、めちゃ楽しめると思う。日本書紀によく出てくる鳥とその鳥種の同定やら、分布、生態の変化やら、人による利用の歴史。言及される鳥種は34分類(幻種は含まない)。閑話休題コラムも良い。何度読んでも面白い笑)。 好きな鳥種、というのがある まあ、鳥好きならたいがい何種類か即答できると思う。 以前、私の好きな鳥種の紹介で書いた文章をコピペしておく 神代下で、天照大神の孫にあたる瓊瓊杵尊が降臨、九州南部に到着する。 そこには絶世の美女、豊吾田津姫(木花の開耶姫)が居り、 瓊瓊杵尊はすぐに召し上げる。すると、すぐに懐妊。 瓊瓊杵尊は自分の子かどうか疑ったが、 木花咲耶姫が産んだ子は瓊瓊杵尊の子というのが分かる。 してからに、疑われた姫は瓊瓊杵尊を許せず、口もきかない。 そこで(自業自得)瓊瓊杵尊がかなしんで読んだ歌が 憶企都茂播 陛爾播譽戻耐母  (沖つ藻は 辺には寄れども) 佐禰耐據茂 阿黨播怒介茂譽  (さ寝床も あたはぬかもよ) 播磨都智耐理譽 (浜つ千鳥よ) ざっくり訳すると、 沖の海藻は浜辺に寄ってくるが (まあ、波で打ち寄せられてる→力で寄せられる) 私(ニニギ)には(咲耶姫は)寄ってこないし、 一緒に寝させてもくれない(夜のアレやコレやもない) 藻(姫)のそばでうろちょろしている浜の千鳥がめっちゃ羨ましいぞよ。 とまあ、 彼女を疑ったばっかりに、 袖にされる日本の神様って 生々しくてええなぁ、と思うのだった。 瓊瓊杵尊に羨ましがられる千鳥、 ロケーション的に私の推し鳥種 シロチドリだと私は思うんだが、どうだろうか、、

Posted by ブクログ

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