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マトリョーシカ・ブラッド 徳間文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 徳間書店 |
発売年月日 | 2022/05/13 |
JAN | 9784198947408 |
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マトリョーシカ・ブラッド
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マトリョーシカ・ブラッド
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商品レビュー
3.5
3件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
香取という男性の死体が発見される。一緒にマトリョーシカが埋められていた。彼は「ムラナカ事件」の関係者。7年前、総合病院の癌患者5名に新薬を使用し死なせた。亡くなった女児の父親はその後女性への監禁暴行疑いで服役、出所した。6年前、香取が失踪した直後、愛人だという林から刑事彦坂・井岡に相談があった。しかし2人は全く取り合わなかった。それがこのような事件に発展したのだろうか。事件を調べるとフリージャーナリスト栃村もなくなっている。その後ムラナカ事件の関係者が殺害される。 女児の父親生森、被害者臼杵は実際は交際していた。林という女性は愛人ではなく、総合病院の医師だった。この病院は借金がかさんだ職員の計画で、新薬使用だけでなく、殺人ビジネスに加担していた。女児は新薬ではなく殺人ビジネスでの毒によって殺害されたのだった。 《感想》話がとにかく入り組んでいて分かりづらい。まず刑事の登場人物が多い上に、刑事同士の思惑が交錯しまくっていて、最後までよく知らない刑事が出ていた。さらに事件関係者も被害者と思ったら実は加害者だったとか、協力しあっているかと思っていたら実は命を狙っているなど、あっという間に役割が入れ替わっていた。それでも読ませるのは、予想のつかない展開と、それぞれの信条にしたがって行動している登場人物たちの姿が読ませるからだと思う。
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推理小説としても人間ドラマとしても読み応えある警察小説。各々ワケアリの神奈川県警と警視庁のはぐれ刑事たちが事件の真相に迫る臨場感が見事。ネタバレになるので詳細は割愛するが私怨から巨悪、巨悪から個人的感情へと帰結する変遷がありきたりな警察小説と一線を画す要素になっている。根底に流れ...
推理小説としても人間ドラマとしても読み応えある警察小説。各々ワケアリの神奈川県警と警視庁のはぐれ刑事たちが事件の真相に迫る臨場感が見事。ネタバレになるので詳細は割愛するが私怨から巨悪、巨悪から個人的感情へと帰結する変遷がありきたりな警察小説と一線を画す要素になっている。根底に流れるのは人間の歪んだ欲望であり、欲望がもたらす怒りが想像を凌駕する事件をもたらした。繋がりが途絶えた空っぽのマトリョーシカであるが、最後の最も小さなマトリョーシカの中にあったのは純粋な愛の形だったのはそれが人間の根源的本質ということなのかもしれない。
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山中の白骨死体の傍らにあったマトリョーシカの謎。 被害者は、5年前の行方不明の医師。 神奈川県警の組織ぐるみの隠蔽と反目しあう警視庁の捜査班。 いわゆる警察小説になるのだが、この作家さんの警察ものは、初めて。 なかなかの複雑さだが、結末が気になり一気読みになる。 好みかというと…...
山中の白骨死体の傍らにあったマトリョーシカの謎。 被害者は、5年前の行方不明の医師。 神奈川県警の組織ぐるみの隠蔽と反目しあう警視庁の捜査班。 いわゆる警察小説になるのだが、この作家さんの警察ものは、初めて。 なかなかの複雑さだが、結末が気になり一気読みになる。 好みかというと…。ちょっと違うかな。
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