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教育鼎談 子どもたちの未来のために
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | ミツイパブリッシング/トランスビュー |
発売年月日 | 2022/04/27 |
JAN | 9784907364250 |
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商品レビュー
3.5
3件のお客様レビュー
子どもたちの未来のために https://mitsui-publishing.com/product/kyouiku-teidan
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長期に渡り教育の現場に従事し、真摯に向き合ってこられたお三方の対談だけに、いちいちの意見がごもっとも。政策の成果が出るまでには、当然相応のタイムラグがある訳で、単純な印象操作としての”ゆとり教育の弊害”を、鵜呑みにしていた自身の浅慮など、反省しきり。高校を地域コミュニティの中心に...
長期に渡り教育の現場に従事し、真摯に向き合ってこられたお三方の対談だけに、いちいちの意見がごもっとも。政策の成果が出るまでには、当然相応のタイムラグがある訳で、単純な印象操作としての”ゆとり教育の弊害”を、鵜呑みにしていた自身の浅慮など、反省しきり。高校を地域コミュニティの中心にする、その前段階として、学校の風通しをもっとよくするとか、激しく同意。あと、管轄より所轄の方がずいぶん弱い意味になるっての、ちょっと目から鱗でした。
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楽しみにしていた本が連休前に出た。即購入。最後まで一気に読みたかったが、図書館で借りた「春の城」があったので、途中中断してしまっていた。で、前半読んだ内容を忘れてしまっているのだが、ツイートしているものをたどってみよう。1章読んだ。いろいろ教育行政の内情がわかる。進路指導するとき...
楽しみにしていた本が連休前に出た。即購入。最後まで一気に読みたかったが、図書館で借りた「春の城」があったので、途中中断してしまっていた。で、前半読んだ内容を忘れてしまっているのだが、ツイートしているものをたどってみよう。1章読んだ。いろいろ教育行政の内情がわかる。進路指導するときも、なかなか先まで見据えるのは難しい。看護とか薬学とか希望者は多い。でも国家試験は難しいのだろうし。ちゃんとみんな資格をとって働いているのだろうか。養老先生の言う「バカの壁」の本来の意味は分からないけれど、内田樹先生の言う「自己限定のロック」もそれに当たるような気がする。小学校4、5年生にはちょっとかわいそうかなと思いながら「『分からん』言うても分かるようにはならん」といつも言っている。自分が誰かにとっての「取り付く島」でありたい。いろんなタイプの先生がいることで、生徒はその中の誰かに認めてもらえる可能性が出てくる。1つでもそういう島があると良い。1983年アメリカの公立高校で、毎朝胸に手を当てて「I pledge allegiance to the flag of the United States of America・・・」と言わされていたのはなんだったのか。意味もわからずに見よう見まねでやっていたけれど。こうやってなんとかアメリカは1つにまとまろうとしていたのだと思う。おー、この内田先生が言っている京田辺市のシュタイナー学校は中村先生がやっているところではないか。ほんのしばらくの間だがいっしょに仕事をさせていただいた。教育格差で4大卒云々という話は、1975年頃からもう成り立っていないのではないのか。もっと増えるはずの4大への進学は頭打ちになっているのだ。その理由をしっかり考えるべきだと思う。なんとこんなことがあったのか。このあと「安全保障技術推進制度」についての説明があるページの写真を載せている。予算が3億から6億、そして110億とは。良心を信じるしかない。「世界の成り立ちについての本当に重要な知見を含む情報には原則課金するべきではないと僕は思います。ネットを見ていて、リードを読ませた後に『ここから先は有料記事』という表示を見るといらっとする。」内田先生のこのことばにはむちゃくちゃうなずいた。手塚治虫の偉大さが分かった。「教壇に立つ人に必要な条件は1つしかないと僕は思います。それはこの『教育の奇跡』を信じるということです。」数字でははかれない奇跡、僕は信じています。それと「いつも機嫌良くしていること」こちらも肝に銘じています。しかし、これがなかなか守れないのです。ルーティンチェックに入れているのだけれど。「学びって、飢えや渇きのようなものですから。内発的なものなんです。突然どうにも我慢できなくなって、貪るように学び始める。」「何かの拍子にスイッチが入って、いきなり学びが起動する瞬間に立ち会うことがあるんです。これは本当に感動的な経験です。」これは小学生でも中学生でも同じこと。僕も何度も感動を経験してきた。だから30年以上続けてこられたのだと思う。あと3年で定年。その後はいろんな意味で数字にとらわれないで教育に関わっていきたい。「あとがき」によると寺脇さんは河合隼雄先生といっしょに仕事していた期間があったのだ。それはまたなんと幸せなことだ。うらやましい。僕にもそんな奇跡のような出会いがきっとまたいつかあるだろう。
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