1,800円以上の注文で送料無料

それでも日々はつづくから
  • 中古
  • 書籍
  • 書籍
  • 1220-05-07

それでも日々はつづくから

燃え殻(著者)

追加する に追加する

それでも日々はつづくから

定価 ¥1,595

990 定価より605円(37%)おトク

獲得ポイント9P

在庫あり

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2022/04/27
JAN 9784103510130

それでも日々はつづくから

¥990

商品レビュー

4

32件のお客様レビュー

レビューを投稿

2024/10/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ほんの一息くすっと笑えたり、共感したり、きめ細やかな気持ちが上手く表現されているエッセイ。 共感フレーズ ・「桜って偉いよね。ちゃんと飽きられる前に散るんだから。」 ・アーティストだと返信不要なのか。とにかく世の中はアーティストに優しい。 ・普通のチャーハンとエビチャーハン。100円差で海老2尾。メインは最後までとっておく派。普通のチャーハンを頼んだ友人に海老を1尾持っていかれた。言葉にならぬ失望感が口から漏れた。 ・上からしかコミュニケーションがとれない人が世の中にはいる。コミュニケーションは一方通行では成り立たない。 ・その人しかわからないクイズを出してマウントをとる人。「つまらない人の話を聞いてあげることも、まともな大人の役割だと思うよ。」一度受け止めてくれた人の言葉は、スッと心に入ってくる。 ・「世の中にこれしかない!なんてことはないから。そもそも答えなんてないから。あっち行ったりこっち行ったりしてる間におしまいになるだけだから。好きにやれよ。」ボロボロの学歴で迫り来る就職活動におびえていた僕には、これ以上ない救いの言葉だった。 ・「Amazonの限定サイン本、売り切れたので追加で書いてもらっていいですか。」それでは限定にならないのでは?と返信するが、その意見は無視された。 ・これを読んでいるあなたも、人にまみれて生きている日々だと思う。決定的に死にたくなる出来事は、そんなに起きないけれど、日々少しずつ摩耗して、「どっちかというと消えたい」傷だらけで生きているのではないでしょうか。 ・型破りの小5担任は、授業を早々に切り上げて、最近の自分のおすすめ本を朗読したり、雑談することが日課だった。北村先生は登場人物になりきって、情感たっぷりに朗読するので、クラスの大半は途中から北村先生の世界に引き込まれていってしまう。世の中にはまだ名前のついていないモノや出来事、言葉では表現しにくい感情があることがあることを僕は教えてもらった気がする。その気持ちを言い表す言葉を知らないと、だんだんと悶々として、そのうち気づかなくなってしまうことも教わった。不定期で設けてくれたその雑談は、僕にとってはまるで人間の取り扱い説明書を読み聞かせてくれているようだった。チャイムが鳴ったらダッシュで図書室に走っていきたくなるような物語を、いつか書いてみたいと密かに思っている。

Posted by ブクログ

2024/10/07

らしい作風で心地よく読めた。思考回路が近いので代弁してくれている気がして嬉しい。ほんまそれ、と軽く聞こえる関西弁で同調しながら飲みたい。

Posted by ブクログ

2024/07/31

面白くて一気に読みました。 クスッと笑ってしまう短編ばかり 図々しい人やクレーマーみたいな忌々しい人に対して、心の中でめっちゃ言う燃え殻さん。ちょっと不運で可哀想なくらいだけど面白くて笑ってしまう

Posted by ブクログ