若者言葉の研究 SNS時代の言語変化

堀尾佳以(著者)

• 販売会社／発売会社: 九州大学出版会
• 発売年月日: 2022/04/27
• JAN: 9784798503240

商品レビュー

2023/12/07

若者言葉は最先端の言葉です。「告る」「パニクる」「普通にすごくない？」あなたの使っているその言葉にも実はルールがあります。
実は楽しい「言語学の世界」を覗いてみませんか？
図書館スタッフ

2022/10/03

博士論文の書籍化本。
第6章まではほとんど違和感を持たなかった。第7章「進化し続ける若者言葉」の例はまだ自分の中で受容できていないことを実感した。
「わかりみ」に代表される「〇〇み」
「それな」←福岡女子の「あーね」と同様のいらだち度。どちらも同輩or目下のものに使うものか。
これからも新しい言葉が出てきて，個人的には面白がっていると思う。方言の取り入れは繰り返されている気がする。

2022/08/01

2022.7.31市立図書館
ざっと読み。学位論文に手を入れて単行本化した感じで、やや繰り返しが多く話の運びが慎重だけれど、自然談話録音資料を文字化したものやバラエティ番組の自然談話から拾った例、ネット検索して得られた用例を集めて整理した労作。
動詞化接辞「〜る」による五段動詞化、形容詞、程度副詞、名詞化「〜さ」、ぼかし言葉（とか、〜じゃないですか、〜かも、〜系、〜気分、〜のほう、〜みたいな、〜っぽいなど）など一般的・網羅的に特徴や類型をまとめていて、これからの議論の出発点になりそう（分析についてはこれからという部分が多い）。このあと文法化に注目した本をまとめるということで、そちらのほうが興味がある。