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気狂いピエロ 新潮文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2022/04/26 |
| JAN | 9784102401910 |
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気狂いピエロ
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気狂いピエロ
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商品レビュー
4
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※このレビューにはネタバレを含みます
ジャン・リュック・ゴダール監督の映画「気狂いピエロ」の原作本とのこと。 ジャン・リュック・ゴダールの名は名前こそ聞いたことあるけど、映画はほぼ観ないので原作本という点に特別感慨があるわけではないが、最近再読した『重力ピエロ』で、彼の映画は格好良く、笑えて、退屈な映画としてリスペクトされていたので気になってはいたところ。 背景知らずに読みたいリストからぽっと選んで予約したやつがもたらしたゆるい繋がりに軽い驚きをもらうパターン。 原作本と言っても、JLGは原作に忠実にというわけではなく、作品のインスピレーションを得るくらいにしか扱っていないようで、だからこそ原作もそんなに話題になることもく、というような一作だったが、何らかの懐古の一環(解説に書いてあったが返却してしまったので不明)で2022年に初邦訳された模様。 ウェストレイクやジム・トンプスンを彷彿とさせる、オフビートで駆け抜けて行く乾いたノワールもの。 失業中の中年男マッデンがとあるホームパーティの際に子供たちのベビーシッターを任せた若い女アリーにのめり込み、何処までも堕ちていく。 アリーに振り回されながらも、周りが見えてないわけでもなさそうながらも、原題「Obsession(妄執)」どおり、意地でもアリーとの破滅の道を歩もうとするマッデンのねじの外れっぷりというか、執着ぶりが、頭の片隅ではわかっていながらその道を進んでしまう人間の混沌を現しているようで怖い。 また、同じく随所に狂気を孕んだ言動を見せるアリーも一度も主視点に移らないだけにその頭の中が覗けず、一体どういう考えでそういうことをしでかすのか思考回路が謎で、マッデンとはまた別の怖さを感じる人物像だった。 解説、吉野仁氏が本作のジャンルは、ファムファタル、ロードノベル、ケイパーの3つのジャンルの特徴があると言っていたが、ケイパーって言葉を知らなかった。 犯罪組織もののことらしい。 ジャンル的には沢山出会っている気がするけど、そんな呼び方認識してなかったなー。
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ゴダールのめちゃくちゃ有名な映画の原作。 なのだが、いままで邦訳はされておらず、それどころか本作とは別の小説が原作と勘違いされていたらしい。ゴダールの映画において、原作というのはほとんど意味をなさず、というか誰も興味がないのが通例だとはいえ、あまりにもなさすぎるだろうという話では...
ゴダールのめちゃくちゃ有名な映画の原作。 なのだが、いままで邦訳はされておらず、それどころか本作とは別の小説が原作と勘違いされていたらしい。ゴダールの映画において、原作というのはほとんど意味をなさず、というか誰も興味がないのが通例だとはいえ、あまりにもなさすぎるだろうという話ではある。 当然ながら自分もまったく原作に興味はないのだけれど、せっかくなので読んだ。ギミックのすべてが古臭いのはしかたないが、想像してたよりかはおもしろかったし、意外と映画版とのつながりもある。 あとがきや解説が3人もついている。例によってゴダールと絡めた話が多いが、当小説に焦点を当てた解説もある。現在、この作者が振り返られることはないし、今後もないだろうが、ゴダールの映画の影に陽が当たるときがすこしでもきたのだから、よかったような気もする。
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いや面白かったんですが、好きなタイプの話ではないというか、どうしようもない状況に追いつめられていく流れって緊張しすぎて苦手…でも一気に読めた。とりあえずとんでもないベビーシッター雇ったのが運の尽きだったのと、コンはその場にとどまったとしても永遠に欲求不満だったろうから、悪魔に快楽と引き換えに人生売ったみたいな感じかな。アリーが何考えてるか徹頭徹尾わからなくしてるのが秀逸だと思う。「あんたみたいなおっさん」なんて言ったら途端に安っぽくなるもんね。理解できない娘に振り回される構図だからこそ(それでも矜持は残しつつ)魅力的な話なんだなーと思った。でもノワール苦手…おなかいたくなる。
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