1,800円以上の注文で送料無料

愉快なる地図 台湾・樺太・パリへ 中公文庫
  • 中古
  • 店舗受取可
  • 書籍
  • 文庫

愉快なる地図 台湾・樺太・パリへ 中公文庫

林芙美子(著者)

追加する に追加する

愉快なる地図 台湾・樺太・パリへ 中公文庫

定価 ¥990

660 定価より330円(33%)おトク

獲得ポイント6P

在庫わずか ご注文はお早めに

発送時期 1~5日以内に発送

店舗受取サービス対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!

店舗到着予定

10/5(土)~10/10(木)

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2022/04/20
JAN 9784122072008

店舗受取サービス
対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる

店舗到着予定

10/5(土)~10/10(木)

愉快なる地図

¥660

在庫わずか
ご注文はお早めに

カートに追加するカートにいれる

商品レビュー

3.5

6件のお客様レビュー

レビューを投稿

2023/10/05

詳細は、あとりえ「パ・そ・ぼ」の本棚とノートをご覧ください。 → http://pasobo2010.blog.fc2.com/blog-entry-1986.html 林芙美子の名前は知っているけれど、本はちゃんと読んだことはないと思います。 一体どんな話が飛び出すのか、読む...

詳細は、あとりえ「パ・そ・ぼ」の本棚とノートをご覧ください。 → http://pasobo2010.blog.fc2.com/blog-entry-1986.html 林芙美子の名前は知っているけれど、本はちゃんと読んだことはないと思います。 一体どんな話が飛び出すのか、読むのが楽しみです。 内容が細かいので、TVドラマ化されたらいいなと思いました。

Posted by ブクログ

2023/08/19

まだ林芙美子をよく知らない。 NHK「100分de名著『放浪記』」の回で林芙美子の文章の魅力に目覚めた。 上記番組で指南役を務めた、作家の柚木麻子さんが、とっても新しいんです、今こそ読んでほしいと言っていた意味がよく分かりました。 この本は、その林芙美子の若き日の紀行文を収めた...

まだ林芙美子をよく知らない。 NHK「100分de名著『放浪記』」の回で林芙美子の文章の魅力に目覚めた。 上記番組で指南役を務めた、作家の柚木麻子さんが、とっても新しいんです、今こそ読んでほしいと言っていた意味がよく分かりました。 この本は、その林芙美子の若き日の紀行文を収めたもの。 1930年から1936年の作品。 「放浪」がいよいよ海外へ舞台を移した。 令和の今だって、女一人で海外旅行なんて怖くてできやしない。 ましてやこの時代、女ができることは非常に狭い範囲に限られている。 そこへ一人で旅立つ芙美子に、すっかり魅了されてしまった。 旅の目的があったりしたようだが、それは書かれていない。 だいたい私たちが今、旅行というと、ガイドブックに沿って見るべき名所旧跡を巡ることになるが、芙美子の旅はそうではない。 まだよく理解できていないけれど、松尾芭蕉みたいな「漂白の思いやまず」という気持ちから旅に出るのではないか。 芙美子にとって、旅の空こそが自由に息ができる場所だったのだろう。 気持ちはとても分かるし、私も若い頃はよく旅に出た。でも国内がせいぜい。 芙美子は名所旧跡よりも、そこに生きる人々に興味があった。 感動したものはそのままに、汚いものははっきり汚いと書く。 そうして表現や比喩が秀逸である。 最初の台湾では、出版社の企画で、女流作家たちが講演会をするためのツアーだった。 芙美子さんには窮屈だったらしい。 面白かったのは・・・一つ例を上げさせてほしい。 台湾総督に「どうか皆さんの口から全島へ良妻賢母を説いてくださるように」と言われた時の芙美子さんの頭の中。 ソクラテスか何かの哲学書の中の「禿(はげ)の定義」を思い出した。 一口にハゲと言っても、まだ髪はたくさんあるものの後退している、頭頂部が薄くなっていると「ハゲ」と呼ばれる。 一方、ツルッツルで髪が1本も無くても「ハゲ」と呼ばれる。 髪の本数も程度もまるで違うのに、一口に「ハゲ」だ。 それと同じく、一口に「良妻賢母」といってもいろいろだろう。 どの程度の「良妻賢母」が講演を聴きに来るのか、自分の講演は歓迎されるのであろうか、と書いている。 まず私個人は、その良妻賢母何たらかんたらというセリフに反発を感じ、そういう講演じゃ無いんだよ!と思う。 むしろ逆。 芙美子さんのこれも皮肉と取って良いのだろうか。 次のシベリア鉄道編は、満州事変の起きた年。 危ない。 普通だったら旅行しない。 しかし芙美子さんは、国と個人は別と考えているようだ。 素晴らしいコミュニケーション能力。 しかしそれゆえに、「個人は連帯できるのに国家は対立の構図」に憂える。 これらの旅の後は、もう自由に国境を超えて旅することはできなくなると思う。 旅人・作者はどうやって生きていったのだろうか。

Posted by ブクログ

2023/07/02

林芙美子の海外への旅、紀行文集成。その主な行程は以下のようなもの。  1930年1月 台湾  1930年8月 大連、ハルビン、杭州、蘇州  1931年11月~1932年6月 シベリア鉄道を使い、パリ、ロンドンへ  1934年5月 樺太  1936年10月 北京  最初の台湾行こ...

林芙美子の海外への旅、紀行文集成。その主な行程は以下のようなもの。  1930年1月 台湾  1930年8月 大連、ハルビン、杭州、蘇州  1931年11月~1932年6月 シベリア鉄道を使い、パリ、ロンドンへ  1934年5月 樺太  1936年10月 北京  最初の台湾行こそ準公的な団体行動であったが、残りは基本的に一人旅。この時代に女性が一人で海外への旅をするというのは珍しいことだったのではないだろうか。文章を読んでも、「何とかなる」との精神でバイタリティーを持って行動していることが良く分かる。  シベリア鉄道の三等列車の旅では、乗り合わせたいろいろな乗客とのちょっとしたふれ合いを語るところが楽しい。  中国への旅では、日本と中国との軍事衝突が起きていた時期でもあり、中国の人たちの日本に対する見方や批判行動などについても言及がされている。この数年後には著者は中国戦線での従軍記を書くことになる。そんなことを想いながらこの辺りの文章を読むと、少し複雑な心境となった。  最近の中公文庫、編集の妙が感じられて、ついつい購入してしまう。本書もそんな一冊。

Posted by ブクログ

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品