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不自然な死因 イギリス法医学者が見てきた死と人生
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 大和書房 |
発売年月日 | 2022/04/15 |
JAN | 9784479393887 |
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不自然な死因
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商品レビュー
3.7
7件のお客様レビュー
イギリスの法医学者の半生をつづるドキュメンタリー。 本自体もずっしり重いが、内容も重い。 でも読了後はスッキリとした感動が待ってます。
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この時期になると、何故かずっしり来るような本を読みたくなる。 ちなみに去年は『白い鶴よ、翼を貸しておくれ』がそれにあたり、結果ずっしり来たけど感動した。本書においてもそれは同じである。 ただ本書の場合は「感動した」と言うより「心を揺さぶられた」のニュアンスに近いかもしれない。その...
この時期になると、何故かずっしり来るような本を読みたくなる。 ちなみに去年は『白い鶴よ、翼を貸しておくれ』がそれにあたり、結果ずっしり来たけど感動した。本書においてもそれは同じである。 ただ本書の場合は「感動した」と言うより「心を揺さぶられた」のニュアンスに近いかもしれない。そのうえ自分はいつにも増して心に訴えかけるものを求めていたんだな、と読後にして気づかされた。 著者はイギリスの法病理学者(法医学者)。自然死あるいは不自然死(犯罪絡み等)の遺体を解剖し死因を特定する仕事で、彼の子供達の言葉を借りるなら「人を治さない医者」だ。日本でも、ドラマ『アンナチュラル』で一躍認識された職業ではないかと思う。 本書は彼の生い立ちやキャリア、担当したケースの記録がありありと綴られている。ケースは国内の事件やそれに基づく裁判に留まらず、9.11で犠牲になったイギリス人の検死、果てはダイアナ妃死因の再検証にまで及ぶ。(この辺は自分もよく知っている出来事だけに、現場の悲惨さなど心を大きく揺さぶられた) 原題も“Unnatural Causes“だから、まさに『アンナチュラル』の世界。しかしドラマとは少し違うセンチメンタルさが、ページのあちこちで滲み出ていた。 「人間として、私たちは知る必要がある。特殊な死について。死、全般について」 その言葉通り、本書では人体の機能だったり(「死はプロセスだ」と著者が語るように)死後我々の身体がどのように変化していくのかも如実に語られている。大雑把に言えば「グロ注意」だが、そこは承知の上で目を逸らさず向き合った。 だから年配の警察官が「ようやく受け入れることができた」と著者に感謝を伝えた話では、自分も同じ想いであることに気づくことができた。故人に最大の敬意を払い、どのように旅立ったのかを丁寧に解析するシェパード博士のおかげで、自分も向き合えたのだと。 「世の中のために働くには、人間らしさを一時停止させなくてはならないこともある」 何だかんだで一番驚いたのは、執筆のきっかけかもしれない。子供達が独立し、仕事もひと段落ついた節目に書いたのだと思っていたけど違った。 「PTSD(心的外傷後ストレス障害)」。これまで目にしてきた遺体・悲嘆にくれる遺族、職務を理解してくれない人々等、仕事上抑えてきた「痛み」がなだれを打って押し寄せてきた。趣味である飛行機の操縦中に。日常の些細な一コマに。書くことは治療法の一つだったのだ。 「死は、人生の小さな喜びの大切さに気づかせてくれる」 本書を読んで得た教訓があるとすれば、自分は2つある。 与えられた命を絶対に手放さないこと、そして死ぬことを忘れないということ。 時間を大切にしていても、いつだって命を落とせることまで意識していただろうか。法病理学者のような仕事をしていなくたって死は我々の身近にある。 でも死を忘れないことで、生きている間に見逃していた喜びに出会えることも彼は立証してくれた。検死台に乗る日には、存分に生を全うできていると良いな。
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ボリューミーで、全く知識も無いけど、おもしろく読めた。 イギリスの法医学者が検死を手がけた症例や、自身の心境、環境のことを淡々と描いたノンフィクション。 専門的というより、職業への葛藤や気持ちが入ってるため小説のように読みやすい。 乳幼児のSIDS、ダイアナ妃の死の再検証など興味...
ボリューミーで、全く知識も無いけど、おもしろく読めた。 イギリスの法医学者が検死を手がけた症例や、自身の心境、環境のことを淡々と描いたノンフィクション。 専門的というより、職業への葛藤や気持ちが入ってるため小説のように読みやすい。 乳幼児のSIDS、ダイアナ妃の死の再検証など興味深し。
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