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絶滅したオオカミの物語 イギリス・アイルランド・日本
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 三弥井書店 |
発売年月日 | 2022/03/31 |
JAN | 9784838233939 |
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絶滅したオオカミの物語
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※このレビューにはネタバレを含みます
『ロビンソン・クルーソー』(デフォー)と『エチュード春一番 第二曲三日月のボレロ』(萩原規子)をキッカケとして、 『狼 その生涯と歴史』(平岩米吉)と共に手に取った『絶滅したオオカミの物語』(志村真幸 渡辺洋子)。 前者で【狼の習性&日本における狼絶滅の理由】を読み、 後者では【海外の狼に対する見方と絶滅の理由】を見る事ができました。 海外とは、今回の場合イギリス・アイルランド・アメリカにおけるものであり、 日本での見方とは全然違っていて興味深かったです。 以下まとめ。 ❶狼の見方 イギリス・アメリカ→羊・仔牛襲うから嫌いやっつける&スポーツとしての狼狩りが楽しい。 アイルランド→怖いけど、嫌いじゃない。ペットとしても飼えちゃう。隣人な感じ。 ❷狼の絶滅理由 イギリス・アイルランド(イギリス統治下)・アメリカ三国において、 ⑴旅人や家畜を襲う悪という理由での駆除しすぎ ⑵スポーツとしての狩猟のしすぎ →昔の一部イギリス人が海外に出向いてオオカミ狩りを行っていた事には驚きでした。 ⑶毛皮とり過ぎ ❸現代の狼の扱われ方 狼の絶滅による鹿の増えすぎで植物相がダメージを食らうという生態系を回復させるために狼がいろんな所で復活という歴史を経て今にいたります。 自然愛護思想により増えたけれど、 絶滅危惧種対象から外れるやいなや狩猟のしすぎで対象に戻す→増える→狩猟→対象に戻すの繰り返しの印象でした。 アメリカの例ですが、今のハンターは高性能ライフル銃、飛行機やヘリコプターを使っての上空からの狙撃をしたりするそうです。 人間の考え方1つで命は簡単に扱われる事を意識させられました。 ただ…… 狼のいない国・日本で過ごしている私には、 実感がないが故に狼のいる国の人々の考えはわかりません。 何が1番いいんだ。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー といった具合です。 なんかすごい複雑な心境。 『約束のネバーランド』(白井カイウ 出水ぽすか)のように【何者かによる人間狩】をされても文句言えないし、 『青の祓魔師』(加藤和恵)で、一時狼に憑依した事があるサタンが人間に向かって「生皮被って本性を誤魔化す人間はクソ」と言っていたけど、これにも文句は言えない。 複雑だわ。 『BEASTERS』(板垣巴留)のような【草食と肉食】というおおまかに言えば2種類の生物がいる世界でも事は複雑なのに。
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