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天命 毛利元就 武略十番勝負 光文社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2022/04/12 |
JAN | 9784334793500 |
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天命
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大きな天災が発生するたび、人は生かされているものだと思う。九死に一生を得て、天命を知り、その道を進む、といえば、かっこいいのかもしれないが、本当に天に求められた道だったのか、疑問も感じる。 元就を何を目指したのだろう。他家の顔色を気にすることなく生きていける家の確立。最期の言葉か...
大きな天災が発生するたび、人は生かされているものだと思う。九死に一生を得て、天命を知り、その道を進む、といえば、かっこいいのかもしれないが、本当に天に求められた道だったのか、疑問も感じる。 元就を何を目指したのだろう。他家の顔色を気にすることなく生きていける家の確立。最期の言葉からも家を守ることは大切だったと思う。一方で、晩年、寿命と競るかのような覇権的な行動は自分の知略の実験場でしかないように思え、何か悲哀さえを感じる。毛利家は、その後、何度も歴史の転換点で大きな役割を負っていく。それを思うと藩祖ともいうべき元就の生涯には興味を持ってしまうのであるが。 全般的に面白いが、1テーマ毎、人の機微が深堀されていてもよかった感はある。
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■毛利元就のその初陣から隠居するまでの、10の場面での決断と行動。いわば「どうする元就」。 ■小説なので非常に読みやすい。戦術検討や合戦の様子がリアルに描かれている。 ■亡兄の子、幸松丸を支える後見役の多治比元就としてスタート。 ■大江広元の子孫を称する毛利家も一族や重臣が多い。...
■毛利元就のその初陣から隠居するまでの、10の場面での決断と行動。いわば「どうする元就」。 ■小説なので非常に読みやすい。戦術検討や合戦の様子がリアルに描かれている。 ■亡兄の子、幸松丸を支える後見役の多治比元就としてスタート。 ■大江広元の子孫を称する毛利家も一族や重臣が多い。主家に対して、臣従する者もいれば蔑ろにする者もいる。 ■高橋家を滅ぼし領土を拡大した頃から重臣たちがその実力を認めていく。 ■忍びや斥候を使って情報を集めうまく活用する。情報運用の才能を感じさせる。 ■志道広良という良き相談相手がいたことも大きい。 ■尼子攻めの撤退戦で殿軍を命令され、九死に一生を得るなど苦労もしたし、そこで意外な人物から助けられた。追い詰められてわかる人の本性。 ■長男の毛利隆元や吉川元春が凡庸に描かれている。 ■数多の戦場を経て、元就がどんどん冷酷になっていくが、九州の大友義鎮の謀略に翻弄される元就。 ■最後はハッピーエンド。
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歴史小説が好きでかなり読んできたが、毛利一族の物語は初めて読んだ。 「三本の矢」のエピソードぐらいは知っていたが、最初、毛利家は小さな国だったのはちょっと意外。最初から安芸の大きな豪族だと勝手に思っていた。 主人公の元就の知略、ある意味「だまし討ち」じゃんという戦略は読んで...
歴史小説が好きでかなり読んできたが、毛利一族の物語は初めて読んだ。 「三本の矢」のエピソードぐらいは知っていたが、最初、毛利家は小さな国だったのはちょっと意外。最初から安芸の大きな豪族だと勝手に思っていた。 主人公の元就の知略、ある意味「だまし討ち」じゃんという戦略は読んでいて楽しかった。 尼子一族とずっと戦っていたという知識はあったが、元就は死の直前まで戦争していたということを知りました。隠居に憧れた老年期。でも周りが許してくれない・・・男として、ちょっとうらやましく思えました。
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