一〇〇年生き抜く京都の老舗

酒井洋輔(著者)

• 販売会社／発売会社: 淡交社
• 発売年月日: 2022/04/06
• JAN: 9784473044938

商品レビュー

2022/12/01

点訳のために読んだ本。京都で100年以上続いているお店を、経営者に取材してまとめて、紹介した本です。読んでいて思ったのは100年以上、代々続いている店って、やはり時代に流されず、頑固にも守り続けているものが、何か必ずあるということ。一方で、今後もそれでいいのかと考えると、いろんなもよが簡単に手に入る時代にあって、わざわざそこに出向いて、サービスを受ける、物をかうとなると、よほど価値があるものものである必要もあるので、一層難しくなるなぁと感じました。かなり驚いたのは、なんと戦国時代から続いているお蕎麦やさん。ホンマかと思うとともに、是非食べに行きたい！と思いました。

2022/06/02

京都在住の知人からお贈りいただき、ありがたく読了。
さすが京都。100年はもとより、数百年続く老舗も珍しくないのね。そりゃあ東京も負けるわ。
そして著者の語り口がとても良い。柔らかく温かく優しい。読んでるこちらもほっこり優しい気持ちになれる。
これら老舗を全て回るわけにも行くまいが、何度かに分けてでも、気になる数軒だけでもいずれ機会を見つけて訪れてみたい。

2022/05/18

１章　変える、変えない
９割５分は変えない、平野とうふ―豆腐
逆へ行く、花政―花
焦らず続ける、亀末廣―和菓子
その都度期待に応える、辻留めー懐石
時代に合わせても変えない、内藤商店ー棕櫚
２章　古いは新しい
老舗の英才教育、松島屋本店―乾物
自分とこの商品が好き、ぎぼし―昆布
トラブル事例も１００年分、勝屋―時計修理
広げたら大変やん、本家船はしやー五色豆
アカンかな、彩雲堂ー日本画画材
３章　１００年の倫理
欲ばらない、村上開新堂―洋菓子
隣の垣根は越えない、市原平兵衞商店―箸
継いで潰すか、おか善―呉服
勝ち組になるは、宝金物ー金物