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独学の思考法 地頭を鍛える「考える技術」 講談社現代新書2654
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2022/03/16 |
JAN | 9784065277522 |
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独学の思考法 地頭を鍛える「考える技術」
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商品レビュー
3.3
18件のお客様レビュー
答えなき時代に求められる「独学」の力。論文など文章作成時に行う手順に似てるなと感じた。 原理編 問いを立てる 論理的な思考を展開する 物語を作る 応用編 問いによって他社に寄り添う 寄り添う読書を実践する 他者に合わせたイメージを用いる
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哲学の専門家である著者が「独学」の指針を示した本。 本書における「独学」とは、答えがなかなか出ない(存在しない)問題について「自ら思考する」ことを指す。つまり、例えば言語学習や資格取得などの基準やゴールがある独学ではなくて、もっと広義の思考について本書では述べられる。 著者は...
哲学の専門家である著者が「独学」の指針を示した本。 本書における「独学」とは、答えがなかなか出ない(存在しない)問題について「自ら思考する」ことを指す。つまり、例えば言語学習や資格取得などの基準やゴールがある独学ではなくて、もっと広義の思考について本書では述べられる。 著者は「独学」を「走る」というメタファーを使って喩えた上で、その要素となる思考・知識とは何たるかを解説する。 またそのためのスキルとして「問いを立てる力」「分節する力」「要約する力」「論証する力」「物語化する力」を挙げて、それぞれの磨き方について説明していくという構成になっている。 内容はよくまとまっており、読みやすい。哲学という、ある意味永遠に答えがでない世界で思索を積み重ねる筆者ならではのスタンスが表れていて説得力があると感じた。 特に興味深かったのは、「問いを立てる力」と「チャリタブル・リーディング」の2つ。 順番に要約する。 「問いを立てる」とは、思考を始める前のスタート決めの段階であり、これによりそのアジェンダに至るまでの「普遍性」「具体性」「前提となる知識」を明確にする。 またそれぞれに、事例・定義・根拠という要素があるので、初めの「問い」によってこの齟齬を無くすことを狙う。 このステップで良い「問い」を議論の相手若しくは自分自身の課題に投げることができれば、その後の思考の質が高まる。これは見落としがちだが、その通りだと思うので、明文化できて良かった。 次に「チャリタブル・リーディング」。これは哲学研究では比較的メジャーな考え方で、議論の際に相手の論考を聞く時に活用できる方法である。 具体的には、「相手の思考は真理の一面を突いていると仮定した上で、その思考に漏れや欠点があればそれを補うようなアイデアを提供する」という聞き方・読み方である。 この時も対話者同士は対等な立場であり、いずれかが「教示」を与えるようなものではない。お互いの思考を切磋琢磨させることを目指したスタンスである。 この姿勢も非常に重要だと思う。 私たちは自分の考えが正しいと考えがちであり、そのために相手の論に批判的に接してしまう。だからこそ、意識的にこのような寛容なスタンスで議論に臨むことが、議論の質を高めて効率化するためにも必要なのだ。 哲学研究におけるエッセンスの詰まった、「独学」の質を押し上げるための一冊。 子細の分析・要約のスキルの解説については他の専門書に軍配が上がる(*)が、大きな考え方やスタンスにおいては非常に参考になると思う。 *波頭亮『思考・論理・分析』がおすすめ
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2023-09-30 なんでこの本を買ったのかよくわからない。たぶんYouTubeとかで紹介されてて、題名に惹かれたんだと思う。 で、題名に偽りあり。独学ではないし思考法も書かれていない。むしろ独学を薦めていない。 文章の読み解き方とか論の組み立て方、ロジカルな対話の仕方が書かれ...
2023-09-30 なんでこの本を買ったのかよくわからない。たぶんYouTubeとかで紹介されてて、題名に惹かれたんだと思う。 で、題名に偽りあり。独学ではないし思考法も書かれていない。むしろ独学を薦めていない。 文章の読み解き方とか論の組み立て方、ロジカルな対話の仕方が書かれている。手触りとしてはビジネス本。
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