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廃墟の白墨 光文社文庫
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廃墟の白墨 光文社文庫

遠田潤子(著者)

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廃墟の白墨 光文社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2022/03/15
JAN 9784334793173

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商品レビュー

3.6

7件のお客様レビュー

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2025/02/03

私が近い父親の元に届いた 薔薇の絵の写真と手紙 息子ミモザは 父に代わって指定された場所へ そこは廃墟のようなビル 待っていたのは三人の老人 そこで語られる 父親も若かった頃のそのビル での出来事 物語の導入部分で 四人の男達と明石という女性 そして彼女の娘、白墨との生活が語ら...

私が近い父親の元に届いた 薔薇の絵の写真と手紙 息子ミモザは 父に代わって指定された場所へ そこは廃墟のようなビル 待っていたのは三人の老人 そこで語られる 父親も若かった頃のそのビル での出来事 物語の導入部分で 四人の男達と明石という女性 そして彼女の娘、白墨との生活が語られる 「ティファニーで朝食を」を陰鬱にした雰囲気で どうも苦手と思ってしまう そして、それはさほど間違っていなかったようで 小説半ばで「ティファニーで朝食を」の映画に行くといったシーンでタイトルが使われる 奔放な女性として作者も意識したのかと思う 当然遠田さんが奔放な女性で終わる事はなく 明石が抱えていた父親の問題 娘白墨が記憶させられた殺人、等 男達の贖罪と共に語り尽くす 親として欠落した部分がある母娘 男達によって作られたか 振り回されたのは男達か

Posted by ブクログ

2023/01/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

まったくもって暗い。遠田潤子が紡ぐ物語はいつも凄絶で暗い。なのに吸い寄せられるように読みはじめてしまうのです。 病床の父親宛てに届いた手紙を無視できず、指定された場所に出向く息子。そこにはかつて父親と同じビルに住んでいた男たちが集まっていて、その全員が最上階に住む艶めかしい大家と寝ていたという。 大家の惚れ込む男をクズだと言うけれど、ほかの男たちだって負けないぐらいのクズ。大家の幼かった娘の心配をしたところで罪滅ぼしにはならない。 誰も好きになれないのに読むのをやめられません。自らを赦すために死のうとする男たち。償おうにも償う相手はこの世にもういないとは。苦しい。

Posted by ブクログ

2022/09/01

登場人物を襲う苛烈な運命が、遠田作品としては比較的マイルド。読むのが辛くなるような描写があまりなく、明石ビルでの日々は、本当に「王国」「楽園」のようでもある。故に、巻末解説にあるように、「入門編」としていいかも知れない。その代わり、ではないだろうが、終盤に明かされる真相が多少型ど...

登場人物を襲う苛烈な運命が、遠田作品としては比較的マイルド。読むのが辛くなるような描写があまりなく、明石ビルでの日々は、本当に「王国」「楽園」のようでもある。故に、巻末解説にあるように、「入門編」としていいかも知れない。その代わり、ではないだろうが、終盤に明かされる真相が多少型どおりな気はする。

Posted by ブクログ