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夜はおしまい 講談社文庫
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夜はおしまい 講談社文庫

島本理生(著者)

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夜はおしまい 講談社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2022/03/15
JAN 9784065264027

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商品レビュー

2.7

16件のお客様レビュー

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2024/07/13

高校生の時は大好きだった島本理生さん この本が合わないのか、分からないけど どの女性にも共感できなくて入り込めず 1.5章残してリタイア 自分も他者も傷つけ合うことが当たり前みたいな世界線で苦しいなあ

Posted by ブクログ

2023/10/19

女の"性"は時には武器に、時には弱点に、時には自分をころす手段にさえなるのだな・・・と哀しく思う。 自分を尊重してくれない男性のもとに、どうしても行ってしまうこの物語の女の子たちは5年後、10年後、どうしているだろうか。上がり続ける年齢に追われながら、相手を変...

女の"性"は時には武器に、時には弱点に、時には自分をころす手段にさえなるのだな・・・と哀しく思う。 自分を尊重してくれない男性のもとに、どうしても行ってしまうこの物語の女の子たちは5年後、10年後、どうしているだろうか。上がり続ける年齢に追われながら、相手を変えて同じことをしているのか。でも、刹那的に日々をやり過ごすことしかできなかったとして、それは何かの罪なのだろうか。 神父の金井という男性が各話に登場し、女性たちは自分の"罪"について彼に語り、自らに問う。信じていれば、今のこの日々は違うものになっていたのかと――けっきょくのところ、現実は変えられないのだという答えだけが、教会の静かな空間にひっそりとある――そんなイメージが浮かぶ。彼女たちは信仰の有無に揺らいでいるわけではなく、自分の在り方をわかった上で、ただ時々、ふと疑問に思うのかもしれない。「裏切られた分だけ傷つけたい」と考えるこの生き方が罪なら、誰がゆるしてくれるのだろうか、と。 抜け出そうともがく様は描かれず、そのことが、彼女たちをゆるしているような気もした。

Posted by ブクログ

2023/09/15

群像連載短編集 2019年単行本ですが、連載は2014年から 島本さんは、連載作品を単行本、文庫本とする時、手を加える物が多いらしい。作品を世に出すとは、大変なことですよね。 短編4編、どの主人公の女性も 自分に自信がなく。それを補う為に、誰かに頼ってより傷つく。 それぞれ罪...

群像連載短編集 2019年単行本ですが、連載は2014年から 島本さんは、連載作品を単行本、文庫本とする時、手を加える物が多いらしい。作品を世に出すとは、大変なことですよね。 短編4編、どの主人公の女性も 自分に自信がなく。それを補う為に、誰かに頼ってより傷つく。 それぞれ罪悪感に満ちている。 宗教は彼女達の救いとなるのか。 作品共通の金井神父に罪を聞いてほしい女性達。 彼の言葉からキリストの教えを感じることができたのでしょうか。 「夜のまっただなか」 自分の価値を見出せない女子大生。胡散臭い男に救いを求めて、より傷つく。 「サテライトの女達」 母親が教祖となった女性。母親とは、理解し合えず、愛人として生活する。 「雪ト逃ゲル」 家庭に居場所を見つけられず、不倫の末、家を出て、海外で女性ト暮らす。 罪を犯したことが罰。なるほどって思った。 「静寂」 神父自らの告白。それを受け止めるカウンセラー。 タイトルもかなり悩むようです。 4作で、夜はおしまい。明日が来るねっていう感じで良いタイトルだなと思います。 この作品で純文学を卒業宣言されていて、この夜はおしまいが最後の作品らしい。(本人あとがきより) ファーストラブで直木賞受賞しましたし、新しい分野ですかね。 なんとなく離脱しておけば良いのに、真面目なんだろうなって思う。

Posted by ブクログ

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