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昭和の大戦とあの東京裁判
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昭和の大戦とあの東京裁判

平川祐弘(著者)

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昭和の大戦とあの東京裁判

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2022/03/08
JAN 9784309030296

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商品レビュー

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2022/09/04

『#昭和の大戦とあの東京裁判』 ほぼ日書評 Day647 2022年3月刊行の本だが、間違いなく今後、長きに渡り読み継がれていくべき名著だ。 昭和6年(1931年)生まれの著者が、齢90歳を超えて世に問うた一冊。 本書評でもいわゆる「修正歴史主義」的な内容の著作を紹介して...

『#昭和の大戦とあの東京裁判』 ほぼ日書評 Day647 2022年3月刊行の本だが、間違いなく今後、長きに渡り読み継がれていくべき名著だ。 昭和6年(1931年)生まれの著者が、齢90歳を超えて世に問うた一冊。 本書評でもいわゆる「修正歴史主義」的な内容の著作を紹介してきたが、ヴェノナ文書系の情報源に過度に依拠している等、やはりバランスに欠けていたり、反論への備えが弱かったりする印象のものが多かった。 が、本書の著者は、日英仏伊(独も?)の言語を自在に操り、多くの文書をきわめて丹念に読み込んでいることに加え、自身が戦中の日本に対する肌感覚を持ち(終戦時で中学生)、さらに欧米の大学でも教壇に立つ中、数多くの知識人たちからの直接のインプットももらっている、そして何より、そうした膨大なインプットを極めて公平に仕分けることで、公平性を保つことに成功している。 若干、本書の趣旨からは外れるが、近隣国における反日教育について、評者は "そうはいっても、しっかり事実を指摘していけば、かならずやその呪縛は解ける" と考えていた。 が、以下の記述を読むに、あまり楽観視はしない方が良さそうだ。 戦後のGHQによる "WGIP(ウォー・ギルティ・インフォメーション・プログラム)" の成功は「軟らかい土の上に水を流した時、溝ができて水路が形成される」ようなもの。「このあと何度水を流そうとも、水は同じ溝を流れていく。イデオロギーに関しても、初めて教えられると、そのあとそれと違ったことを何度教えられても、最初に教えられたこと以外は受け付けなくなる」。著者は続ける「日本でWIGPが今日まで効果的に作用したのは、私は占領軍のせいであるよりも、日本側の新聞等のマス・メディア、日教組に限らず日本の教育制度、教科書のせいであると考える」 https://amzn.to/3wUSf4N

Posted by ブクログ

2022/08/07

正義、責任、罪。 勝者、敗者。 これらのマトリクスを描こうとするとき、どんなものになるか、人によって大きく異なるのだろう。 しかし、この世で支配的なかたちは、決まっていると感じる。 歴史を編む権利は、勝者にだけ許されるのだろう。 敗者は永遠に黙殺されるのみ。 であるのが、世の常...

正義、責任、罪。 勝者、敗者。 これらのマトリクスを描こうとするとき、どんなものになるか、人によって大きく異なるのだろう。 しかし、この世で支配的なかたちは、決まっていると感じる。 歴史を編む権利は、勝者にだけ許されるのだろう。 敗者は永遠に黙殺されるのみ。 であるのが、世の常なんだろう。 乱暴な、野蛮なかたちだと思う。 そうした世の中に、一条の光を注ごうと、丁寧に編んだ文章がこの本であり、そこに大きな価値があるのではないか、と感じた。

Posted by ブクログ

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