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この国の危機管理失敗の本質 ドキュメンタリー・ケーススタディ
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この国の危機管理失敗の本質 ドキュメンタリー・ケーススタディ

柳田邦男(著者)

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この国の危機管理失敗の本質 ドキュメンタリー・ケーススタディ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 毎日新聞出版
発売年月日 2022/03/03
JAN 9784620327259

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みんなの感想まとめ
  • 危機管理
  • 歴史的教訓
  • 失敗分析
  • 組織文化の問題
  • 原発事故の真実
  • 社会的要因の考察
  • 楽観主義の危険
  • ケーススタディの視点
  • リスク認識の重要性
  • ドキュメンタリー形式

危機管理の根本的な欠陥を探る本書では、歴史的な事例を通じて、社会的・構造的な要因がいかに事故を引き起こすかを考察しています。特に福島原発事故を取り上げ、原発安全神話の背後に潜む危険を明らかにし、事故要因をスライスチーズモデルやmSHELモデルを用いて分析します。著者は、日本人の楽観的な思考が短期的な視点に偏り、長期的なリスクを見逃す傾向を指摘し、これが危機管理の失敗に繋がっていると論じています。豊富な事例を通じて、我々が直面する危機に対する認識を深める一冊です。

※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。

2025/09/20

一つの事故は現場の責任にあらず、その背景には社会的、構造的な原因があるとする。福島原発事故についても、原発安全神話に基づき、原発に津波が被り全電源喪失という事態を想定してこなかったという社会的構造的な要因があった。 分析モデルとして引用されていた以下の二つの視点は有用である。 ・...

一つの事故は現場の責任にあらず、その背景には社会的、構造的な原因があるとする。福島原発事故についても、原発安全神話に基づき、原発に津波が被り全電源喪失という事態を想定してこなかったという社会的構造的な要因があった。 分析モデルとして引用されていた以下の二つの視点は有用である。 ・事故要因のスライスチーズモデル ・mSHELモデル分析法

Posted by ブクログ

2025/09/15

柳田邦男さんの人生をかけた一冊 東日本大震災の刑事裁判は東京電力幹部は無罪という結末であった この結果から、わが国の危機管理の杜撰さ、曖昧さ、責任逃れ、喉元を過ぎれば熱さを忘れる体質、熱しやすく冷めやすい国民性が白日のもとに晒された それらは今後の国の存続に大きくかかわるのではな...

柳田邦男さんの人生をかけた一冊 東日本大震災の刑事裁判は東京電力幹部は無罪という結末であった この結果から、わが国の危機管理の杜撰さ、曖昧さ、責任逃れ、喉元を過ぎれば熱さを忘れる体質、熱しやすく冷めやすい国民性が白日のもとに晒された それらは今後の国の存続に大きくかかわるのではないか? そんな感想を持ってしまった 氏は東日本大震災のみならず、コロナ蔓延、福知山線大事故、日航機墜落など日本で起こった大災害に市井の人に観点を当てた怒りにも似た文筆で読者にも勇気を与えている

Posted by ブクログ

2025/06/19

危機管理とは何かを考え続けている。本書で著者が指摘している事は、一つ一つ胸に刺さる。ただ、どうしてこのような失敗を繰り返すのか?という疑問は、結局一つの解はなく、巨大システムの責任を負う者が過去の事例やリスクの大きさに対して謙虚に受け止めて対処する心構えを持ち、行動するか、にかか...

危機管理とは何かを考え続けている。本書で著者が指摘している事は、一つ一つ胸に刺さる。ただ、どうしてこのような失敗を繰り返すのか?という疑問は、結局一つの解はなく、巨大システムの責任を負う者が過去の事例やリスクの大きさに対して謙虚に受け止めて対処する心構えを持ち、行動するか、にかかっている。肝に銘じる。 著者の作品は他も追いかけておきたい。 気になった箇所を書き留める: - では、線引きなどはしないで、発生確率が「極めてまれ」な事象であっても、すべて防災対策の対象に入れるべきなのかというと、そうではない。事業においてコストなどの現実的な制約は避けられない。問題は、発生確率の大小ではなく、その災害が起きた時の被害の規模なのだ。 <巨大システム時代におけるリスク認識は、たとえ発生頻度が小さくても、一度事故が発生すれば重大な被害が生じるおそれのあるものについては、万全の事故防止策を図るべきだ> この安全思想は、05年のJR福知山線脱線事故の原因に関する運輸安全委員会の事故調査報告書と、東日本大震災から半年後に中央防災会議の「東北地方太平洋沖地震を教訓とした地震・津波対策に関する専門調査会」(以下、地震・津波専門調査会と略す)がまとめた報告書に(それぞれの文言は少し違うが)明記された名言だ。 1. 制度や既往の取り組みを大きく変えることを嫌う。 2. 財政負担が増えることを安易に拒否の理由にする。 3. 人手を食う新しい仕事を引き受けたがらない。 4. 批判や反対論が湧き上がるのを、社会的混乱の増大ととらえ、そうした事態が生じるのを避けようとする。 5. とくに原発については、住民の不安を増大させるような新たな対応を嫌う。 6. 重要な国策として事業を推進する仕事となると、草花を踏みつぶしていくブルドーザーのように取り組む。 7. 費用対効果の評価、効率主義にこだわり、効果が格好よく見える仕事には、積極的にかかわったり支援したりする。逆に成果が見えにくい仕事には興味を示さない。 8. 「できない」「引き受けたくない」という案件については、滔々とと弁舌をふるう。 - その「人間の被害」の全容を明らかにする調査は、この国のこれからの課題とすべきだ。政府事故調の報告書が、「総括と提言」の章の最後に記している提言文を引用しておきたい。 <未曾有の原子力災害を経験した我が国としてなすべきことは、「人間の被害」の全容について、専門分野別の学術調査と膨大な数の関係者・被害者の証言記録の収集による総合的な調査を行ってこれらを記録にまとめ、被害者の救済・支援復興事業が十分かどうかを検証するとともに、原発事故がもたらす被害がいかに深く広いものであるか、その詳細な事実を未来への教訓として後世に伝えることであろう>

Posted by ブクログ

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