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人類と神々の4万年史(上)
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2022/03/01 |
JAN | 9784309228464 |
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人類と神々の4万年史(上)
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商品レビュー
5
4件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
原題"LIVING WITH THE GODS"。このタイトルの印象通りの内容で、古代の遺跡から見られる信仰のありようや、現代の信仰のかたちを物語っている。 見知らぬ知見がいくつかあった。 天岩戸伝説を日蝕の寓意であると知ったのはいつのことだったろうか。本書では冬至の寓意であると語っており、またまたと調べてみたらそういう言説もあるらしい。 クリスマスは1820年頃アメリカで発祥した祝祭とのこと。流行に応じるように『クリスマス・カロル』が書かれ、ビジネスが即応し現在に至る。『クリスマス・カロル』になんらかの原典のようなものがあるとしても、クリスマスの精霊は著者の想像によるものということか。 この手の書籍にはつきものとなってしまった邦題問題であるが、本書にもそれはある。『4万年史』のようなタイトルから想起される時系列で体系的な書かれ方ではないため、邦題がとても痛い印象を受ける。どこをどう読んだらこういうタイトルをつけようと思いつくのか。まったくもってセンスがない。
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神を探る。それは人類の起源を探る事でもあるのだろう。資料や写真も多く、好奇心が煽られ、満たされる読書体験。良い本に出会った。 ドイツのウルムから発掘されたライオンマン。およそ4万年前にマンモスの牙から作られた想像上の存在。頭がライオンの人間。想像を形にした、最古の造形物だという...
神を探る。それは人類の起源を探る事でもあるのだろう。資料や写真も多く、好奇心が煽られ、満たされる読書体験。良い本に出会った。 ドイツのウルムから発掘されたライオンマン。およそ4万年前にマンモスの牙から作られた想像上の存在。頭がライオンの人間。想像を形にした、最古の造形物だという。製作におよそ400時間かかったことが実験から推測される。衣食住とは関係ない、生活に全く寄与しないこの造形物に、それほど大きな時間をかけたのは何故か。共同体にとって、精神面で必要なものだった。 宗教的建造物が先にあり、そこに都市ができた。共通の信仰体系が人を束ね、結束させ、集団としての秩序と力を与えた。 古代ローマ人は征服した人々の神々を自らのパンテオンに招き入れることで、瞠目すべき宗教間調和を達成した。ほとんどの神々は喜んで招きに応じ、その結果、新たに拡大された帝国のアイデンティティーが生まれたのだという。 集団と集団、それぞれの神と神は戦い、排除され、時に取り込まれ、別の信仰と調和しながら文明を形成してきた。ホモサピエンスはホモレリジャス「信心ぶかい人間」でもあるのだ。 信仰としての儀礼、習慣、道具、火や水、光。本著で解説される様々な切り口、一つ一つが興味深い。下巻も楽しみだ。
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序章 信じることと所属すること 第一部 くり返す営みの中のわれわれの場所 信じることの始まり 火と国家 生命と死の水 光の回帰 収獲と敬意 第二部 ともに信じる 死者と生きる 出産と母体 伝統の中の居場所 祈りを捧げる 歌の力 第三部 信仰を示す場所 神の家 神への贈りもの 聖な...
序章 信じることと所属すること 第一部 くり返す営みの中のわれわれの場所 信じることの始まり 火と国家 生命と死の水 光の回帰 収獲と敬意 第二部 ともに信じる 死者と生きる 出産と母体 伝統の中の居場所 祈りを捧げる 歌の力 第三部 信仰を示す場所 神の家 神への贈りもの 聖なる殺し 巡礼者になる 祭りのとき - 宗教と政治の再興 - ソビエト連邦崩壊後、宗教が再び政治の中心に登場し、信仰が重要な要素となった。 - 中東の紛争が経済的要因ではなく、宗教的な信念によって左右されている。 - 宗教的儀式の重要性 - 宗教儀式は、コミュニティのアイデンティティを形成し、信仰の実践を通じて社会的結束を強化する。 - 例として、クリスマスや巡礼の儀式が挙げられ、それらの儀式がもたらす意義が探求されている。 - 信仰の多様性 - ヒンドゥー教や仏教には多くの経典が存在し、地域によって信仰の解釈や実践が異なることが強調されている。 - 宗教は厳密な教義に縛られず、実際には多様な形で実践されている。 - 物質文化と信仰 - 大英博物館の収蔵品を通じて、物質文化が宗教的信念や儀式の理解にどう寄与するかを考察。 - 物質的な表現がコミュニティの信仰を強化し、文化遺産としての役割を果たす。 - 想像力と宗教 - 人類の想像力が宗教の発展において重要な役割を果たしてきた。 - 神話や伝説を通じて、個人や社会が宇宙における自らの位置を探求する過程が描かれている。 - 火の象徴性 - 火が多くの文化において神聖視され、宗教儀式や社会の中心的な役割を果たす。 - 例として、ヒンドゥー教のシヴァの火や、ローマのウェスタの火が取り上げられ、火が持つ意味が探求されている。 - 現代における信仰とアイデンティティ - 現代社会においても、伝統的な信仰や儀式が人々のアイデンティティ形成に寄与している。 - 伝統と現代の融合、及びそれが社会に与える影響について考察。 - 宗教の政治的・社会的役割 - 宗教が国家や社会における権力構造とどのように関わっているかを探求。 - 特に、宗教が個人のアイデンティティにどう影響を与えるかが重要視されている。
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