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物流の世界史 グローバル化の主役は、どのように「モノ」から「情報」になったのか?

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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | ダイヤモンド社 |
発売年月日 | 2022/02/17 |
JAN | 9784478107089 |


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商品レビュー
3.6
15件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
正確にこの本を表すなら「グローバリゼーションの歴史」あたりが適切だと思うんだけど、まぁ原題が「Outside the Box: How Globalization Changed from Moving Stuff to Spreading Ideas(アウトサイド・ザ・ボックス グローバリゼーションはいかにして「モノの移動」から「アイデアの拡散」へと変化したのか?)」と、同作者の『コンテナ物語』を強く意識したものになっているので、知らない読者と知っている読者のいいとこ取りをするためにこのタイトルにしたのかもしれない。 いや、誤解を招くとは思うけどさ…。 グローバル化が当たり前になった今から見ると不思議なことだけど、昔は主に運送などの点からグローバル化することのデメリットが多かった。発想としてないわけではないんだけど、コストとリターンがあってなかったんだな。 ただ、そこからメリットが上回ってくると、サプライチェーンという形で企業は一気に発達しだす。 それはある程度まで上手くいっていて(日中韓とかね)いたけど、消費のカタチが「モノ」から「情報」へ移ったことで、これまでの見え方だと見えにくくなってしまったものもある…というあたりかな。GDPが当てにならないのはこういったケースで、国主導で見ること、あるいはビジネスを補助金なんかでコントロールすることはどこまで通用するのかなぁ、という。 主題ではないけど、EUなどのグローバルの枠組みが、世界戦争を防ぐ役割を担っているというのは気付かなかったので良い指摘だった。 世界は複雑化してくけど、それは誰かが暴走しないようにする安全弁が多くなっている結果かもしれないね。
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読みにくかったです デヴィッド・リカードが唱えた比較優位 (自由貿易において、各貿易国が自国の中で得意とする分野に特化・集中することで、対象国全体の労働生産性が上がり、互いに高い利益を得られる)の概念は勉強になりました グローバル化の第1段階 欧州列強が植民地に通商網を張り巡ら...
読みにくかったです デヴィッド・リカードが唱えた比較優位 (自由貿易において、各貿易国が自国の中で得意とする分野に特化・集中することで、対象国全体の労働生産性が上がり、互いに高い利益を得られる)の概念は勉強になりました グローバル化の第1段階 欧州列強が植民地に通商網を張り巡らせた 先の大戦後の第2段階 国際貿易が活発化 第3段階 製品の部品調達から消費までの流れが国境を越えてつながった 第4段階 国際物流の主役が「モノ」から「情報」へ変化している
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物流と経済の歴史を把握できる良書。 読むにあたっては経済の前提知識が必要。 ただ、戦時/戦後の経済状況が今とは全く異なる計画経済的要素を多分に持っていたことなど、歴史の振り返りにもなる本だと思った
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