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シリアからきたバレリーナ
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シリアからきたバレリーナ

キャサリン・ブルートン(著者), 尾﨑愛子(訳者), 平澤朋子(絵)

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シリアからきたバレリーナ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 偕成社
発売年月日 2022/01/26
JAN 9784037269609

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商品レビュー

4.9

11件のお客様レビュー

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2024/04/03

イギリスで難民認定を待っているシリア人の少女アーヤ。同じ建物にバレエ教室があることに気づき、シリアでバレエを習っていたアーヤは、そこで明るい少女ドッティや先生ミス・ヘレナに出会い、踊ることで息を吹き返していく。人は人に助けられて生きている。普通に日々の生活を送れることがどんなに幸...

イギリスで難民認定を待っているシリア人の少女アーヤ。同じ建物にバレエ教室があることに気づき、シリアでバレエを習っていたアーヤは、そこで明るい少女ドッティや先生ミス・ヘレナに出会い、踊ることで息を吹き返していく。人は人に助けられて生きている。普通に日々の生活を送れることがどんなに幸せなことか。

Posted by ブクログ

2024/02/19

シリアからきた主人公のアーヤは、難民で、苦しい生活をしていた。それでもアーヤはバレエが好きだから大変な生活の中、バレエを通してだんだんと元の生活も友達も取り戻していくという物語。一番心に残った場面は、アーヤは爆弾で傷ついた足を、勇気を持ってみんなに見せたところです。自分にとっては...

シリアからきた主人公のアーヤは、難民で、苦しい生活をしていた。それでもアーヤはバレエが好きだから大変な生活の中、バレエを通してだんだんと元の生活も友達も取り戻していくという物語。一番心に残った場面は、アーヤは爆弾で傷ついた足を、勇気を持ってみんなに見せたところです。自分にとってはみたくない思いもある中みんなに真実を知ってもらうために勇気を持ってみんなに見せたのは、すごいと思いました。 M

Posted by ブクログ

2023/09/25

すごくよくて、最後は涙をこらえながら読んだ。 たしかに、アーヤにバレエの才能があり、逃れた先でもすばらしい先生と出会い……という展開は、甘いといえば甘いのかもしれないけど、希望がないとなかなか先を読む原動力が生まれない。 でも甘いだけでなく、アーヤの今と、これまでを描くなかから...

すごくよくて、最後は涙をこらえながら読んだ。 たしかに、アーヤにバレエの才能があり、逃れた先でもすばらしい先生と出会い……という展開は、甘いといえば甘いのかもしれないけど、希望がないとなかなか先を読む原動力が生まれない。 でも甘いだけでなく、アーヤの今と、これまでを描くなかから、シリアでバレエ好きのふつうの少女として暮らしていたこと、ある日戦争がどんどん迫ってきて逃げ出すしかなくなったこと、過酷な逃避行とお父さん……、難民キャンプのつらさ、ひたすら希望のない待機を迫られる難民申請の理不尽さなどなど、きびしい現実も描かれていて、日本の入管などのことも頭に浮かび、つらくなる。 そして、そういったもろもろのことを外からの視点じゃなく、ある日突然「難民」にならざるを得なかったアーヤの視点から読むことができるのがいい。周囲の無理解や偏見を受ける心の痛み、失われた人や暮らしへの悲しみ、自分と家族の人生が「申請」と「審理」で決められてしまう絶望感、一縷の希望、そして自分だけがイギリスで踊り続けてもいいのかという罪悪感などがありありと伝わってくる。 かわいいバレリーナの(ちょっと日本人ぽい……というか、ヨーロッパ人ぽい?!)表紙だけど、踊る人にも踊らない人にも、男の子にも女の子にも手にとってほしい本。

Posted by ブクログ

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